(仮訳)リトアニア新産の樹木潜葉性昆虫の新規病原菌、Lecanicillium aphanocladii
Pečiulytė, D. & Kačergius, A., 2012. Lecanicillium aphanocladii – a new species to the mycoflora of Lithuania and a new pathogen of tree leaves mining insects. Botanica Lithuanica. Available at: http://www.degruyter.com/view/j/botlit.2012.18.issue-2/v10279-012-0015-5/v10279-012-0015-5.xml [Accessed March 10, 2015].
【R3-01629】2015/03/10投稿

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3行まとめ

リトアニアにおいて、ホソガ科の潜葉性昆虫、Cameraria ohridellaおよびPhyllonorycter issikiiに関係する菌を調査した。
両種の致死的な病原菌として最も高頻度で出現した菌をLecanicillium aphanocladiiと同定し、リトアニア新産種として報告した。
また、同属のL. psalliotaeP. issikiiから見出されたが、両種が潜葉性昆虫を宿主としていたことは想定外であった。

(リトアニア新産種)

Lecanicillium aphanocladii Zare & W. Gams
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Lecanicillium psalliotae
リトアニアに分布する
Phyllonorycter issikiiを宿主とする
コロニーが白色
コロニー表面が毛羽立つ
ITS領域の塩基配列が類似している(類似度97-99%)
本種と異なり赤色の水溶性色素を盛んに産生する(MEA、CA培地)