(仮訳)105年後に再発見された特異なきのこ、Lepiota maculans
Birkebak, JM. et al., 2011. Lepiota maculans, an Unusual Mushroom Rediscovered after 105 years. Southeastern Naturalist. Available at: https://www.bioone.org/doi/full/10.1656/058.010.0207 [Accessed August 3, 2016].
【R3-03168】2016/08/04投稿

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3行まとめ

米国テネシー州、グレート・スモーキー・マウンテンズ国立公園において採集されたLepiota maculansを、原記載から105年ぶりに再発見された種として報告した。
本種は子実体が桃色~鮭肉色~橙色で強く着色すること、胞子紋がキツネノカラカサ属で唯一桃色であることなどで特徴づけられた。
ホロタイプ標本を検討し、同定が正しいことを確かめるとともに、顕微鏡的形質を追加した記載文を掲載した。

(その他掲載種)

Lepiota maculans Peck
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Lepiota ignivolvata(アシブトワタカラカサタケ)
担子胞子が長楕円形
傘表皮が長い要素と短い要素からなる
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり米国ではなくフランスなどヨーロッパのみに分布する
本種と異なり子実体がしっかりとしている
本種と異なり柄の基部が触れると橙色に退色する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される