2018年8月10日 (仮訳)米国カリフォルニア州産のキツネノカラカサ類 (5):Lepiota oculataおよびその類似種 Vellinga, EC. 2007. Lepiotaceous fungi in California, U.S.A. – 5. Lepiota oculata and its look-alikes. Mycotaxon. Available at: http://nature.berkeley.edu/brunslab/ev/vellinga_2007e_oculata.pdf [Accessed August 10, 2018]. 【R3-05386】2018/8/10投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 米国カリフォルニア州に産したLepiota oculataおよびその類似種を検討した。 Leucoagaricus paraplesius、Leu. ophthalmus、およびLeu. infuscatusの3新種を記載した。 これらの種の検索表を掲載し、Lep. oculataの正式な転属は行わなかった。 U.S.A., California, Humboldt Co., Big Lagoon Park (新種) Leucoagaricus paraplesius Vellinga 語源…非常に類似する(Lepiota oculataとの類似性から) 【よく似た種との区別】 Lepiota oculata 米国西部に分布する 傘表皮の被覆物が褐色の細胞からなる 傘表皮の被覆物が円筒形の細胞からなる ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり縁シスチジアが円筒形で柄にかけて細まるのではなく狭円筒形 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される U.S.A., California, Mendocino Co., Jackson State Forest, near mushroom corner (新種) Leucoagaricus ophthalmus Vellinga 語源…眼の(傘の模様から/L. oculata[同じ「眼の」が語源]との類似性から) 【よく似た種との区別】 Lepiota oculata 米国西部に分布する 傘表皮の被覆物が褐色の細胞からなる ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘表皮の被覆物の末端細胞が明らかに瓶形なのではなく円筒形 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される U.S.A., Yuba Co., Camptonville, Pendola Rd (新種) Leucoagaricus infuscatus Vellinga 語源…帯褐色の(傘の色から) 【よく似た種との区別】 Lepiota atrodisca 傘表皮の被覆物が平行菌糸被様の構造をなす Lepiota oculata 米国西部に分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり担子胞子の頂部が主に丸いのではなく扁桃形または僅かに頂部に乳頭突起を有する 本種と異なり縁シスチジアが偽頭状でない 本種と異なり傘表皮の被覆物が平行菌糸被様の構造をなすのではなく直立する末端細胞を伴う ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Lepiota oculata J.E. Lange & Zeller 【よく似た種との区別】 Lepiota infuscatus 米国西部に分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり担子胞子が扁桃形または僅かに頂部に乳頭突起を有するのではなく頂部が主に丸い 本種と異なり縁シスチジアが偽頭状である 本種と異なり傘表皮の被覆物が直立する末端細胞を伴うのではなく平行菌糸被様の構造をなす ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Lepiota ophthalmus 米国西部に分布する 傘表皮の被覆物が褐色の細胞からなる ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘表皮の被覆物の末端細胞が円筒形ではなく明らかに瓶形 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Lepiota paraplesius 米国西部に分布する 傘表皮の被覆物が褐色の細胞からなる 傘表皮の被覆物が円筒形の細胞からなる ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり縁シスチジアが狭円筒形ではなく円筒形で柄にかけて細まる ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される