(仮訳)南半球産の地衣の1新種、Lepraria juanfernandezii
Kukwa, M. 2019. Lepraria juanfernandezii, a new lichen species from the Southern Hemisphere. Plant and Fungal Systematics. Available at: https://www.degruyter.com/downloadpdf/j/pfs.2019.64.issue-2/pfs-2019-0019/pfs-2019-0019.pdf [Accessed December 22, 2019] 【R3-06884】2019/12/21投稿

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3行まとめ

チリのファン・フェルナンデス諸島で採集された地衣の一種を検討し、Lepraria juanfernandeziiとして新種記載した。
本種は凝集した地衣体に初生菌糸を疎らに伴い、下生菌糸を欠き、地衣成分としてジバリカト酸を含むことなどで特徴づけられた。
ジバリカト酸を含む全ての本属菌の検索表を掲載した。
Chile, Juan Fernández Islands, Robinson Crusoe Island (Más a Tierra), near Bahía de Cumberland, Caves of the Department of Plant Taxonomy and Nature Conservation, Faculty of Biology, University of Gdańsk

(新種)

Lepraria juanfernandezii Kukwa
語源…ファン・フェルナンデス(諸島)産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Lepraria incana
地衣体の形態が非常に類似している
地衣成分としてジバリカト酸を含む
本種と異なりチリではなくヨーロッパなどに分布する
本種と異なり地衣成分としてゼオリンを有する
Lepraria hodkinsoniana
地衣体の形態が非常に類似している
地衣成分としてジバリカト酸を含む
本種と異なりチリではなく北米などに分布する
本種と異なり地衣成分としてゼオリンを有する
Lepraria pacifica
地衣体の形態が非常に類似している
地衣成分としてジバリカト酸を含む
本種と異なりチリではなく北米などに分布する
本種と異なり地衣成分としてゼオリンを有する
Lepraria cryophila
地衣成分としてジバリカト酸を含む
地衣成分としてゼオリンを含まない
本種と異なりチリではなく北米に分布する
本種と異なり地衣体が凝集状ではなく鱗殼状
本種と異なり地衣成分としてノルジバリカト酸を含む
Lepraria yunnaniana
地衣成分としてジバリカト酸を含む
地衣成分としてゼオリンを含まない
本種と異なりチリではなく熱帯に広く分布する
本種と異なり地衣体が凝集状ではなく鱗殼状
本種と異なり下生菌糸を有する
本種と異なり地衣成分としてノルジバリカト酸を含む
Lepraria crassissimima
地衣成分としてゼオリンを含まないことがある
本種と異なりチリではなくヨーロッパなどに分布する
本種と異なり下生菌糸を有する
本種と異なり”rhizohyphae”を有する
本種と異なり地衣成分としてゼオリンを含むことがあるほか、ノルジバリカト酸を含む