(仮訳)中国産の致命的なテングタケ属菌
Cai, Q., Cui, Y-Y. & Yang, Z-L. 2016. Lethal Amanita species in China. Mycologia. Available at: https://doi.org/10.3852/16-008 [Accessed July 19, 2018].
【R3-05320】2018/7/20投稿

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3行まとめ

中国産のテングタケ属Phalloideae節の菌を複数遺伝子の分子系統解析により検討した。
Amanita griseoroseaなど4新種を含む13種を認めた。
中国産の致命的なテングタケ属菌の検索表を掲載した。
中国海南省瓊中リー族ミャオ族自治県黎母山

(新種)

Amanita griseorosea Q. Cai, Zhu L. Yang & Y.Y. Cui
語源…灰ばら色の(灰色の傘と帯桃色の襞から)
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【よく似た種との区別】
Amanita molliuscula
中国に分布する
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実体が白色
本種と異なり傘が灰色~帯灰褐色でない
本種と異なり襞が帯桃色でない
本種と異なり担子器が2胞子性ではなく4胞子性
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり傘表皮が放射状に配列する繊維状菌糸からなるのではなく類放射状に配列する楕円形~棍棒形の膨大した細胞からなる
本種と異なりつばの縁部に膨大した細胞を稀にしか含まないのではなく豊富に含む
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita fuliginea(クロタマゴテングタケ)
中国に分布する
傘が灰色~帯灰褐色
傘に内在する放射状繊維を有する
傘表面の繊維が暗灰色
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり熱帯域ではなく主に亜熱帯域に分布する
本種と異なり襞が帯桃色ではなく白色~クリーム色
本種と異なり柄が灰色~帯灰褐色
本種と異なり柄表面が繊維状または小鱗片状
本種と異なりつばが頂端部あるいは次端部にある
本種と異なり担子器が2胞子性ではなく4胞子性
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita subfuliginea
中国に分布する
傘が灰色~帯灰褐色
傘に内在する放射状繊維を有する
傘表面の繊維が暗灰色
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり熱帯域ではなく主に亜熱帯域に分布する
本種と異なり襞が帯桃色ではなく白色~クリーム色
本種と異なり柄が灰色~帯灰褐色
本種と異なり柄表面が繊維状または小鱗片状
本種と異なりつばがほぼ中位ではなく頂端部あるいは次端部にある
本種と異なり担子器が2胞子性ではなく4胞子性
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita alauda
同じPhalloideae節に含まれる
傘が暗色
担子胞子が球形~類球形
本種と異なり中国ではなくシンガポールなどに分布する
本種と異なりつばがほぼ中位ではなく頂端部あるいは次端部にある
本種と異なり担子器が2胞子性ではなく4胞子性
本種より担子胞子のサイズが小さい
Amanita privigna
同じPhalloideae節に含まれる
傘が暗色
柄が白色
担子胞子が球形~類球形
本種と異なり中国ではなくシンガポールなどに分布する
本種と異なり柄表面に淡灰色の羊毛状~ふけ状パッチまたは繊維を有する
本種と異なりつばがほぼ中位ではなく頂端部あるいは次端部にある
本種と異なり担子器が2胞子性ではなく4胞子性
本種より担子胞子のサイズが小さい
Amanita elephas
傘が暗色
柄が白色
つばが柄の中位にある
本種と異なり中国ではなくシンガポールなどに分布する
本種より子実体のサイズが大きい
本種より傘のサイズが大きい
本種と異なり担子器が2胞子性ではなく4胞子性
本種より担子胞子のサイズが顕著に小さい
本種と異なり担子胞子が類球形~広楕円形または倒卵状
中国陝西省太白山自然保護区

(新種)

Amanita molliuscula Q. Cai, Zhu L. Yang & Y.Y. Cui
語源…いくぶん柔らかい(つばの縁部の性状から)
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【よく似た種との区別】
Amanita griseorosea
中国に分布する
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実体が白色でない
本種と異なり傘が灰色~帯灰褐色
本種と異なり襞が帯桃色
本種と異なり担子器が4胞子性ではなく2胞子性
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり傘表皮が類放射状に配列する楕円形~棍棒形の膨大した細胞からなるのではなく放射状に配列する繊維状菌糸からなる
本種と異なりつばの縁部に膨大した細胞を豊富に含むのではなく稀にしか含まない
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita rimosa
中国に分布する
子実体が白色
担子器が4胞子性
傘表皮が類放射状に配列する楕円形~棍棒形の膨大した細胞からなる
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国の陝西省および吉林省ではなく海南省~江西省に分布する
本種より子実体のサイズが小さい
本種と異なりつぼの縁の内層が豊富な膨大した細胞からなるのではなく膨大した細胞が散在し一様に分布する
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita subjunquillea(タマゴタケモドキ)
中国に分布する
子実体が白色
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実体が白色でない
本種と異なり傘表皮が類放射状に配列する楕円形~棍棒形の膨大した細胞からなるのではなく繊維状菌糸からなる
本種と異なりつばの縁部に膨大した細胞を豊富に含むのではなく稀にしか含まない
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita virosa(ドクツルタケ)
中国に分布する
子実体が白色
傘が白色
担子胞子が球形~類球形
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体のサイズが大きい
本種と異なり柄が白色
本種と異なり柄表面のつばから下に顕著に屈曲する鱗片を伴う
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり傘表皮が類放射状に配列する楕円形~棍棒形の膨大した細胞からなるのではなく放射状に配列する繊維状菌糸からなる
本種と異なりつばの縁部に膨大した細胞を豊富に含むのではなくそれが稀で散在する
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita pallidorosea
中国に分布する
子実体が白色
傘が白色
担子胞子が球形~類球形
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体のサイズが大きい
本種と異なり傘が淡いばら色を帯びる
本種と異なり傘中央部に明瞭な中丘を有する
本種と異なり傘表皮が類放射状に配列する楕円形~棍棒形の膨大した細胞からなるのではなく放射状に配列する繊維状菌糸からなる
本種と異なりつばの縁部に膨大した細胞を豊富に含むのではなくそれが稀で散在する
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita subpallidorosea
中国に分布する
子実体が白色
傘が白色
担子器が4胞子性
担子胞子が球形~類球形
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体のサイズが大きい
本種と異なり傘が淡いばら色を帯びる
本種と異なり傘中央部に明瞭な中丘を有する
本種と異なり柄が白色
本種と異なり柄表面がほとんど裂けた小鱗片に覆われる
本種と異なり傘表皮が類放射状に配列する楕円形~棍棒形の膨大した細胞からなるのではなく放射状に配列する繊維状菌糸からなる
本種と異なりつばの縁部に膨大した細胞を豊富に含むのではなくそれが稀で散在する
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita oberwinklerana(ニオイドクツルタケ)
つばの縁部が豊富な膨大した細胞からなる
本種と異なりPhalloideae節ではなくLepidella節に含まれる
本種より子実体のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子が広楕円形~楕円形
本種と異なりつぼ縁部の膨大した細胞が主に内層に分布するのではなく主に外層に分布し、内層にかけては稀
中国肇慶市封開県黒石頂自然保護区

(新種)

Amanita parviexitialis Q. Cai, Zhu L. Yang & Y.Y. Cui
語源…小型のAmanita exitialis
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【よく似た種との区別】
Amanita exitialis
中国に分布する
子実体が白色
担子器が2胞子性
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体のサイズが大きい
本種より傘のサイズが大きい
本種より担子胞子のサイズが大きい
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita bisporigera
子実体が白色
担子器が2胞子性
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり北米における分布が知られている
本種より子実体のサイズが大きい
本種と異なり傘が白色~汚白色ではなく白色
本種と異なりつばが脆い
本種と異なりつばがスカート状
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita parviformis
同じPhalloideae節に含まれる
子実体が小型
子実体が白色
本種と異なり北米における分布が知られている
本種と異なりつばが下部に位置する
本種と異なり担子胞子が類球形ではなく楕円形~長形
中国広東省韶関市楽昌市九峰鎮洋東山自然保護区

(新種)

Amanita subfuliginea Q. Cai, Zhu L. Yang & Y.Y. Cui
語源…Amanita fuliginea類似の
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【よく似た種との区別】
Amanita fuliginea(クロタマゴテングタケ)
中国に分布する
子実体が小型
子実体が褐色~暗褐色
担子器が4胞子性
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり柄表面が褐色~帯灰褐色ではなく白色、灰色~帯褐色の小鱗片に覆われる
本種より担子胞子の幅が狭い
本種と異なり担子胞子が球形、稀に類球形ではなく球形~類球形
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita fuligineoides
中国に分布する
傘が帯灰褐色~煤琥珀色
担子器が4胞子性
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体のサイズが顕著に大きい
本種と異なり柄の基部が類棍棒形~蕪形
本種と異なり担子胞子が球形、稀に類球形ではなく球形~類球形
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita privigna
同じPhalloideae節に含まれる
子実体が小型
傘が暗色
本種と異なり中国ではなくシンガポールなどに分布する
本種と異なり傘が褐色~暗褐色ではなく煤琥珀色で縁部が淡色
本種より柄が短い
本種よりつばの位置が低い
本種と異なり担子胞子が球形ではなく球形~類球形で時に広楕円形
Amanita alauda
同じPhalloideae節に含まれる
子実体が小型
傘が暗色
本種と異なり中国ではなくシンガポールなどに分布する
本種と異なり柄が帯褐色ではなく白色
本種と異なり柄表面が繊維状小鱗片に覆われるのではなく平滑
本種と異なり担子胞子が球形ではなく球形~類球形
Amanita griseorosea
中国に分布する
傘が灰色~帯灰褐色
傘に内在する放射状繊維を有する
傘表面の繊維が暗灰色
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり主に亜熱帯域ではなく熱帯域に分布する
本種と異なり襞が白色~クリーム色ではなく帯桃色
本種と異なり柄が灰色~帯灰褐色でない
本種と異なり柄表面が繊維状または小鱗片状でない
本種と異なりつばが頂端部あるいは次端部ではなくほぼ中位にある
本種と異なり担子器が4胞子性ではなく2胞子性
本種より担子胞子のサイズが大きい
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Amanita exitialis Zhu L. Yang & T.H. Li
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【よく似た種との区別】
Amanita suballiacea
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり担子器が2胞子性ではなく4胞子性
本種と異なり担子胞子が広楕円形~楕円形
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita bisporigera
中国に分布する
子実体が白色
担子器が2胞子性
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種よりつばが低い位置にある
本種と異なりつばがスカート状
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種より柄基部のつぼの名残に膨大した細胞を豊富に含む
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita parviexitialis
中国に分布する
子実体が白色
担子器が2胞子性
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体のサイズが小さい
本種より傘のサイズが小さい
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita virosa(ドクツルタケ)
中国に分布する
子実体の外見が類似している
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘が純白でない
本種と異なり傘中央部に顕著な中丘を有する
本種と異なり柄が白色でない
本種と異なり柄表面に顕著な屈曲する小鱗片を有する
本種と異なりつばが頂部に位置するという特徴を欠く
本種と異なり担子器が2胞子性ではなく4胞子性
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Amanita fuliginea Hongo
クロタマゴテングタケ
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【よく似た種との区別】
Amanita fuligineoides
中国に分布する
担子器が4胞子性
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体のサイズが大きい
本種より傘のサイズが大きい
本種と異なり柄基部が球形~類球形ではなく類棍棒形~蕪形
本種ほど柄基部のつぼの名残に膨大した細胞を豊富に含まない
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita subfuliginea
中国に分布する
子実体が小型
子実体が褐色~暗褐色
担子器が4胞子性
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり柄表面が白色、灰色~帯褐色ではなく褐色~帯灰褐色の小鱗片に覆われる
本種より担子胞子の幅が広い
本種と異なり担子胞子が球形~類球形ではなく球形、稀に類球形
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita griseorosea
中国に分布する
傘が灰色~帯灰褐色
傘に内在する放射状繊維を有する
傘表面の繊維が暗灰色
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり主に亜熱帯域ではなく熱帯域に分布する
本種と異なり襞が白色~クリーム色ではなく帯桃色
本種と異なり柄が灰色~帯灰褐色でない
本種と異なり柄表面が繊維状または小鱗片状でない
本種と異なりつばが頂端部あるいは次端部にあるという特徴を欠く
本種と異なり担子器が4胞子性ではなく2胞子性
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Amanita fuligineoides P. Zhang & Zhu L. Yang
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【よく似た種との区別】
Amanita fuliginea(クロタマゴテングタケ)
中国に分布する
担子器が4胞子性
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体のサイズが小さい
本種より傘のサイズが小さい
本種と異なり柄基部が類棍棒形~蕪形ではなく球形~類球形
本種より柄基部のつぼの名残に膨大した細胞を豊富に含む
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita subfuliginea
中国に分布する
傘が帯灰褐色~煤琥珀色
担子器が4胞子性
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体のサイズが顕著に小さい
本種と異なり柄の基部が類棍棒形~蕪形でない
本種と異なり担子胞子が球形~類球形ではなく球形、稀に類球形
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Amanita pallidorosea P. Zhang & Zhu L. Yang
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Amanita bisporigera
本種と異なり傘中央部に明瞭な中丘を有するという特徴を欠く
本種と異なり担子器が4胞子性ではなく2胞子性
Amanita subpallidorosea
中国に分布する
子実体が白色
傘が白色で中央部が淡ばら色
傘中央部に明瞭な中丘を有する
担子器が4胞子性
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり柄表面が微細な繊維状および一様に分布する小鱗片に覆われるのではなく局所的に分布する顕著に裂けた小鱗片に覆われる
本種より担子器のサイズが大きい
本種より担子胞子のサイズが大きい
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita virosa(ドクツルタケ)
中国に分布する
形態的に類似している(本種が全体的に白色の時に容易に混同されうる)
子実体が白色
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり柄表面に顕著に屈曲する小鱗片を伴う
本種より担子胞子のサイズが大きい
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita molliuscula
中国に分布する
子実体が白色
傘が白色
担子胞子が球形~類球形
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体のサイズが大きい
本種と異なり傘が淡いばら色を帯びない
本種と異なり傘中央部に明瞭な中丘を有さない
本種と異なり傘表皮が放射状に配列する繊維状菌糸からなるのではなく類放射状に配列する楕円形~棍棒形の膨大した細胞からなる
本種と異なりつばの縁部の膨大した細胞が稀で散在するのではなく豊富に含む
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Amanita rimosa P. Zhang & Zhu L. Yang
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【よく似た種との区別】
Amanita molliuscula
中国に分布する
子実体が白色
担子器が4胞子性
傘表皮が類放射状に配列する楕円形~棍棒形の膨大した細胞からなる
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国の海南省~江西省ではなく陝西省および吉林省に分布する
本種より子実体のサイズが大きい
本種と異なりつぼの縁の内層が膨大した細胞が散在し一様に分布するのではなく豊富な膨大した細胞からなる
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita subjunquillea(タマゴタケモドキ)
中国に分布する
子実体の形態がやや類似している
担子器が4胞子性
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体のサイズが大きい
本種と異なり子実体が白色でない
本種と異なりつばが柄の上部に位置する
本種と異なり傘表皮が放射状に配列する繊維状菌糸からなる
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Amanita subjunquillea S. Imai
タマゴタケモドキ
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【よく似た種との区別】
Amanita phalloides(タマゴテングタケ)
形態的に類似している
本種と異なり子実体がしっかりとしている
本種と異なり担子胞子が類球形~広楕円形
Amanita rimosa
中国に分布する
子実体の形態がやや類似している
担子器が4胞子性
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体のサイズが小さい
本種と異なり子実体が白色
本種と異なりつばが柄の上部に位置するという特徴を欠く
本種と異なり傘表皮が放射状に配列する繊維状菌糸からなるという特徴を欠く
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita molliuscula
中国に分布する
子実体が白色
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実体が白色
本種と異なり傘表皮が繊維状菌糸からなるのではなく類放射状に配列する楕円形~棍棒形の膨大した細胞からなる
本種と異なりつばの縁部に膨大した細胞を稀にしか含まないのではなく豊富に含む
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Amanita subpallidorosea Hai J. Li
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Amanita virosa(ドクツルタケ)
中国に分布する
子実体が白色
担子器が4胞子性
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり主に亜熱帯に分布するのではなく温帯に分布する
本種と異なり柄表面のつばより下部が屈曲した小鱗片に覆われる
本種より担子胞子のサイズが大きい
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita pallidorosea
中国に分布する
子実体が白色
傘が白色で中央部が淡ばら色
傘中央部に明瞭な中丘を有する
担子器が4胞子性
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり柄表面が局所的に分布する顕著に裂けた小鱗片に覆われるのではなく微細な繊維状および一様に分布する小鱗片に覆われる
本種より担子器のサイズが小さい
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita molliuscula
中国に分布する
子実体が白色
傘が白色
担子器が4胞子性
担子胞子が球形~類球形
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体のサイズが小さい
本種と異なり傘が淡いばら色を帯びない
本種と異なり傘中央部に明瞭な中丘を有さない
本種と異なり柄が白色でない
本種と異なり柄表面がほとんど裂けた小鱗片に覆われるという特徴を欠く
本種と異なり傘表皮が放射状に配列する繊維状菌糸からなるのではなく類放射状に配列する楕円形~棍棒形の膨大した細胞からなる
本種と異なりつばの縁部の膨大した細胞が稀で散在するのではなく豊富に含む
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Amanita virosa Secr.
ドクツルタケ
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【よく似た種との区別】
Amanita exitialis
中国に分布する
子実体の外見が類似している
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘が純白
本種と異なり傘中央部に顕著な中丘を有するという特徴を欠く
本種と異なり柄が白色
本種と異なり柄表面に顕著な屈曲する小鱗片を欠く
本種と異なりつばが頂部に位置する
本種と異なり担子器が4胞子性ではなく2胞子性
本種より担子胞子のサイズが大きい
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita subpallidorosea
中国に分布する
子実体が白色
担子器が4胞子性
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり温帯に分布するのではなく主に亜熱帯に分布する
本種と異なり柄表面のつばより下部が屈曲した小鱗片に覆われるという特徴を欠く
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita molliuscula
中国に分布する
子実体が白色
傘が白色
担子胞子が球形~類球形
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体のサイズが小さい
本種と異なり柄が白色でない
本種と異なり柄表面のつばから下に顕著に屈曲する鱗片を伴うという特徴を欠く
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり傘表皮が放射状に配列する繊維状菌糸からなるのではなく類放射状に配列する楕円形~棍棒形の膨大した細胞からなる
本種と異なりつばの縁部の膨大した細胞が稀で散在するのではなく豊富に含む
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amanita pallidorosea
中国に分布する
形態的に類似している(この種が全体的に白色の時に容易に混同されうる)
子実体が白色
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり柄表面に顕著に屈曲する小鱗片を伴うという特徴を欠く
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS+nrLSU+TEF1+RPB2+BenAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される