(仮訳)ドミニカ共和国産の新種Leucoagaricus sabinae
Justo, A. et al., 2015. Leucoagaricus sabinae (Agaricaceae), a new species from the Dominican Republic. North American Fungi. Available at: https://pnwfungi.org/index.php/pnwfungi/article/view/1421 [Accessed June 20, 2015].
【R3-01939】2015/06/21投稿

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3行まとめ

ドミニカ共和国の落葉樹林で採集された菌を検討し、Leucoagaricus sabinaeとして新種記載した。
本種は子実体が比較的小型で、傘が鈍灰桃色、縁部に被膜の名残を常に伴い、襞が黄色で触れると速やかに桃色に変色することなどで特徴づけられた。
顕微鏡的には、担子胞子の呈色性、縁シスチジアの形状、傘表皮の末端細胞の壁が着色してしばしば縞模様になる点などが識別形質とされた。
Dominican Republic. Puerto Plata, Sosúa

(新種)

Leucoagaricus sabinae Angelini, Justo & Vizzini
語源…Sabine Woght氏に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Lepiota flammeotincta
nrLSU、ITS (?) に基づく分子系統解析で近縁
nrLSU、ITS (?) に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Leucoagaricus sect. Piloselli
襞が触れると赤変する
肉が触れると赤変する
本種と異なり肉がアンモニアに対する緑変性を示す
本種と異なり縁シスチジアが疎らでない
本種と異なり縁シスチジアが円筒状屈曲形でない
本種と異なり傘表皮の菌糸の壁に色素結晶を伴わない