(仮訳)スペイン産の新種、Leucoagaricus viridariorum
Muñoz, G. et al., 2015. Leucoagaricus viridariorum (Agaricaceae, Agaricales), a new species from Spain. Phytotaxa. Available at: http://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.236.3.3 [Accessed May 1, 2016].
【R3-02885】2016/05/01投稿

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3行まとめ

スペインにおいて庭園、公園などで採集された菌を検討し、Leucoagaricus viridariorumとして新種記載した。
本種は子実体が小型で類白色、傘表面に小鱗片を伴い、つばが消失性であることなどで特徴づけられた。
本種の担子胞子は類球形~広楕円形、縁シスチジアは棍棒形、傘表皮は毛状被であった。
Spain, Zaragoza, Zaragoza, Parque Grande

(新種)

Leucoagaricus viridariorum G. Muñoz, A. Caball., Salom & Vizzini
語源…庭園の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Leucoagaricus amanitoides
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスペインではなくアメリカなどに分布する
本種と異なり傘が肉質
本種より襞の幅が広い
本種と異なり柄が短い塊茎状
本種と異なりつぼを有する
本種より担子胞子が長い
本種より担子胞子のQ値が大きい
本種と異なり担子胞子が類球形~広楕円形で稀に楕円形なのではなく楕円形~長楕円形
本種と異なり傘表皮が毛状被ではなく平行菌糸被
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Leucoagaricus sardous
本種と異なりスペインではなくイタリアなどに分布する
本種と異なり子実体に醤油のような強い臭いがあるのではなく不明瞭な臭いを有する
本種より縁シスチジアのサイズが大きい
本種と異なり傘表皮が毛状被ではなく少なくとも中央部が粘質平行菌糸被
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Leucoagaricus cygneoaffinis
子実体が小型
傘が白色系
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり縁シスチジアを欠くか非常に稀
Leucoagaricus cristallifer
子実体が小型
傘が白色系
本種より担子胞子のQ値が大きい
本種と異なり担子胞子が類球形~広楕円形で稀に楕円形なのではなく扁桃形
本種と異なり縁シスチジアの頂部に粗い結晶を伴う
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Leucoagaricus subglobisporus
子実体が小型
傘が白色系
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子が類球形~広楕円形で稀に楕円形なのではなく類球形~楕円形
本種と異なり縁シスチジアが棍棒形~広棍棒形ではなく瓶形~類紡錘形
本種と異なり縁シスチジアの頂部に微細な結晶を伴う
本種と異なり傘表皮が毛状被ではなく粘質平行菌糸被
Leucoagaricus candicans
子実体が小型
傘が白色系
本種と異なりスペインではなくインドなどに分布する
本種より担子胞子の幅が狭い
本種と異なり担子胞子が類球形~広楕円形で稀に楕円形なのではなく扁桃形~楕円形
本種と異なり傘表皮が毛状被ではなく円筒形または膨大した菌糸からなる平行菌糸被