2019年10月30日 (仮訳)Acarospora cervinaに生じた新種、Lichenostigma svandae Vondrák, J. & Šoun, J. 2007. Lichenostigma svandae, a new lichenicolous fungus on Acarospora cervina. The Lichenologist. Available at: https://www.cambridge.org/core/journals/lichenologist/article/lichenostigma-svandae-a-new-lichenicolous-fungus-on-acarospora-cervina/60ECFC611BE3C151FC65B4517AD0CB96 [Accessed October 30, 2019] 【R3-06725】2019/10/30投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ チェコおよびウクライナにおいてAcarospora cervinaに生じた地衣生菌の一種を検討し、Lichenostigma svandaeとして新種記載した。 本種は宿主の地衣体上に黒色の子座状の菌糸束および黒色袋状の子嚢果を形成した。 本種はこの地衣を宿主とする唯一のLichenostigma属菌であり、形態的に類似する種とは菌糸束の形態または子嚢胞子の隔壁数が異なっていた。 Ukraine, Crimean Peninsula, Feodosiia, Karadagskyj Zapovednik, SWW of village Koktebel (新種) Lichenostigma svandae Vondrák & Soun 語源…バス運転手のJaroslav Švanda氏に献名 【よく似た種との区別】 Lichenostigma elongatum ヨーロッパに分布する 形態的に類似している(当初この種とされた) 本種と異なりチェコおよびウクライナではなく汎世界的に分布する 本種と異なりホウネンゴケ属ではなくクボミゴケ属およびウロコクボミゴケ属地衣を宿主とする 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が1-2ではなく常に1 Lichenostigma rouxii ウクライナに分布する 本種と異なりヨーロッパの地中海地域およびアルプスなどにおける分布が知られている 本種と異なりホウネンゴケ属ではなくSquamarina属地衣を宿主とする 本種と異なり菌糸束あたり2-3個の子嚢果を有する 本種より菌糸束が孤立する 本種より菌糸束が長い 本種ほど菌糸束が分枝しない