(仮訳)子嚢菌酵母の新種、Lindnera wuzhiensis
Wang, S-A. & Bai, F-Y., 2010. Lindnera wuzhiensis sp. nov., a novel ascomycetous yeast species. The Journal of general and applied microbiology. Available at: http://jlc.jst.go.jp/JST.JSTAGE/jgam/56.409?from=Google [Accessed April 14, 2016].
【R3-02836】2016/04/15投稿

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3行まとめ

中国海南省において植物の葉から分離された酵母の一種を検討し、Lindnera wuzhiensisとして新種記載した。
本種は水溶性デンプン、L-アラビノース、クエン酸などを資化可能であり、ビタミンを含まない培地でも生育可能であった。
本種は以前Pichia属に含まれていた2種と近縁であったが、子嚢あたりの胞子数や資化能などで区別された。
中国海南省五指山

(新種)

Lindnera wuzhiensis F.-Y. Bai & S.-A. Wang
語源…五指(山)産の
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【よく似た種との区別】
Lindnera veronae
子嚢胞子が帽子形
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子嚢が2胞子性ではなく最大4胞子性
本種と異なりマルトースおよびラフィノースを発酵不能
本種と異なりL-ラムノースを資化可能
本種と異なりラフィノース、水溶性デンプンを資化不能
本種と異なりビタミン要求性を有する
D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(8塩基[~1.3%]の差異)
Lindnera fabianii
子嚢胞子が帽子形
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子嚢が2胞子性ではなく最大4胞子性
本種と異なり硝酸カリウムおよび亜硝酸ナトリウムを資化可能
本種と異なりL-アラビノースを資化不能
本種と異なりビタミン要求性を有する
D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(8塩基[~1.3%]の差異)