(仮訳)Thaxterの収集品に隠されていたお宝:アフリカのゾウムシ科昆虫に寄生する新種Laboulbenia camerunensis
Wang, TW., Haelewaters, D. & Pfister, DH., 2016. Long-hidden in Thaxter’s treasure trove: Laboulbenia camerunensis sp. nov. parasitic on African Curculionidae. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/10.5248/131.613 [Accessed December 20, 2017].
【R3-04682】2017/12/20投稿

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3行まとめ

Thaxterの永久プレパラートコレクションにおいて、カメルーン産のシギゾウムシ属甲虫に寄生していたラブルベニア菌の一種を見出し、Laboulbenia camerunensisとして新種記載した。
本種はゾウムシ科を宿主とする7番目の種であり、アフリカの報告は初であった。
本種は基部に2隔壁を有し、最も外側の枝が暗色である特徴的な外部付属糸を有し、これにより同属他種と区別された。
Cameroon

(新種)

Laboulbenia camerunensis T.W. Wang & Haelew.
語源…カメルーン産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Laboulbenia curculionidicola
同じゾウムシ科昆虫を宿主とする
本種と異なりカメルーンではなくペルーなどに分布する
本種と外部付属糸の形態が異なる
本種と異なり細胞IIが細胞Iの2倍の長さである
本種と異なり細胞IIIが通常2つに分かれる
本種と異なり細胞Vが細胞IVの上の内側の角に位置する
Laboulbenia dichroma
同じゾウムシ科昆虫を宿主とする
本種と異なりカメルーンではなくエクアドルなどに分布する
本種と異なりシギゾウムシ属ではなくGeraeus属昆虫を宿主とする
本種と外部付属糸の形態が異なる
Laboulbenia elephantina
同じゾウムシ科昆虫を宿主とする
本種と異なりカメルーンではなくエクアドルなどに分布する
本種と異なりシギゾウムシ属ではなくUdeus属昆虫を宿主とする
本種と外部付属糸の形態が異なる
Laboulbenia hyemalis
同じゾウムシ科昆虫を宿主とする
本種と異なりカメルーンではなくアルゼンチンなどに分布する
本種と異なりシギゾウムシ属ではなくAnthonomus属昆虫を宿主とする
本種と異なり子嚢殻の先端が強く先細りになるのではなく顕著に前面に向かって屈曲する
本種と外部付属糸の形態が異なる
本種と異なり外部付属糸の後方の縁部のみが黒色になる
Laboulbenia inopinata
同じゾウムシ科昆虫を宿主とする
本種と異なりカメルーンではなくエクアドルなどに分布する
本種と異なりシギゾウムシ属ではなくLechriops属およびMacrocopturus属昆虫を宿主とする
本種と外部付属糸の形態が異なる
本種と異なり分割しない”androstichum”を有する
Laboulbenia microcarpa
同じゾウムシ科昆虫を宿主とする
本種と異なりカメルーンではなくエクアドルなどに分布する
本種と異なりシギゾウムシ属ではなくSicoderus属の一種およびLancearius esauを宿主とする
本種と外部付属糸の形態が異なる
Laboulbenia pfisteri
本種と異なり宿主がゾウムシ科でない
本種と異なり子嚢殻の上部が顕著に膨大する
本種と異なり外部付属糸に2つではなく3つの枝を有する
本種と異なり細胞Vが細胞IIIに達しない