(仮訳)ブラジル産の新種Lycoperdon ovoidisporum
Cortez, VG., Baseia, IG. & Silveira, RMB., 2011. Lycoperdon ovoidisporum sp. nov. from Brazil. Sydowia. Available at: http://www.sydowia.at/syd63-1/T1-Cortez.htm [Accessed November 11, 2015].
【R3-02371】2015/11/12投稿

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3行まとめ

ブラジル南部、リオグランデ・ド・スル州の亜熱帯林で採集された菌を検討し、Lycoperdon ovoidisporumとして新種記載した。
本種は担子胞子が卵形で柄が短く、SEMで疣状~類瘤状の装飾を認めることなどで特徴づけられた。
本種は同じ卵形の担子胞子を有する種とは、胞子の柄がより短い点などで区別された。
Brazil, Rio Grande do Sul State, Santa Maria, Cerrito

(新種)

Lycoperdon ovoidisporum Cortez, Baseia & R.M. Silveira
語源…卵形の胞子の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Lycoperdon eximium
担子胞子が卵形
本種と異なりブラジルではなく北米などに分布する
本種と異なり子実体が窪んだ形状である
本種と異なりグレバがオリーブ色~帯黄褐色ではなく帯紫色
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種より担子胞子の柄が長い
Lycoperdon darjeelingense
担子胞子が卵形
本種より担子胞子の柄がずっと長い
Lycoperdon ovalicaudatum
担子胞子が卵形
本種より担子胞子の柄がずっと長い
Lycoperdon juruense
新熱帯に分布する
子実体の形状が類似している
外皮の色が類似している
グレバの色が類似している
本種と異なり担子胞子が卵形ではなく球形
本種と異なり担子胞子表面が平滑~微細な点状ではなく刺状
本種と異なり外皮が棍棒形~類円筒形の剛毛状要素からなる