2023年5月21日 (仮訳)ノルウェーで見出されたヨーロッパ新産のホコリタケ類、Lycoperdon subcretaceum Jeppson, M. & Larsson, E. 2010. Lycoperdon subcretaceum – a puffball new to Europe found in Norway. Agarica. Available at: https://soppognyttevekster.no/wp-content/uploads/2019/03/agarica-vol-29.pdf [Accessed May 21, 2023] 【R3-10623】2023/5/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ノルウェー、ソール・トロンデラーグ県の亜高山帯~高山帯において採集されたCalvatia subcretaceaを報告した。 本種をLycoperdon属に移すとともに、ヨーロッパ新産種として報告した。 本種との同定は形態形質のほか分子系統解析によっても確かめられた。 (ヨーロッパ、ノルウェー新産種、新組み合わせ) Lycoperdon subcretaceum (Zeller) Jeppson & E. Larss. 旧名:Calvatia subcretacea Zeller 【よく似た種との区別】 Lycoperdon cretaceum フェノスカンジアに分布する 子実体頂部が成熟時開口する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり外皮表面が微細な暗色の刺に覆われるという特徴を欠く 本種より内皮がずっと濃色 本種と異なり内皮表面が僅かに糠状なのではなく平滑で光沢がある 本種と異なり弾糸に多数の不規則なスリット状痕を有するという特徴を欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Lycoperdon turneri フェノスカンジアに分布する 子実体頂部が成熟時開口する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より外皮が薄い 本種より外皮に永存性がある 本種と異なり内皮表面が僅かに糠状なのではなく平滑 本種と異なり弾糸に多数の不規則なスリット状痕を有するという特徴を欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される