(仮訳)中国廬山産の新種Lylea obclavata
Qiu, L. et al., 2020. Lylea obclavata sp. nov. from Lushan Mountain, China. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2020/00000135/00000004/art00008 [Accessed April 19, 2021] 【R3-08338】2021/4/19投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

中国江西省廬山において広葉樹の枯枝に生じた菌を検討し、Lylea obclavataとして新種記載した。
本種は分生子が求頂的に鎖生し、倒棍棒形平滑で(1–)2つの異隔壁を有することなどで特徴づけられた。
本属菌の検索表および形質比較表を掲載した。
中国江西省廬山

(新種)

Lylea obclavata L. Qiu, Jian Ma, X.G. Zhang & R.F. Castañeda
語源…倒棍棒形の(分生子の形状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Lylea ficus
分生子鎖が求頂的
分生子鎖が分枝しない
分生子が淡褐色
分生子表面が平滑
分生子の異隔壁数が主に2
本種より分生子柄が長い
本種より分生子が短い
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり分生子が倒棍棒形ではなく紡錘形~円筒形
本種と異なり分生子の異隔壁数が(1–)2ではなく2(-3)
Lylea catenulata
分生子鎖が求頂的
本種と異なり分生子鎖が分枝しないのではなく分枝する
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子が淡褐色ではなく褐色~暗褐色
本種と異なり分生子が倒棍棒形ではなく円筒形で両端が鈍頭
本種と異なり分生子の異隔壁数が(1–)2ではなく(1)4-7(11)
Lylea indica
分生子鎖が求頂的
分生子鎖が分枝しない
分生子表面が平滑
本種より分生子柄のサイズが小さい
本種より分生子が短い
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり分生子が淡褐色ではなく褐色
本種と異なり分生子が倒棍棒形ではなく紡錘形~円筒形
本種と異なり分生子の異隔壁数が(1–)2ではなく3-7
Lylea rhopalostylidis
分生子鎖が求頂的
分生子鎖が分枝しない
分生子表面が平滑
本種より分生子柄のサイズが大きい
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子が淡褐色ではなく褐色
本種と異なり分生子が倒棍棒形ではなく倒棍棒形または円筒形で基部が截断状、頂部が広く丸い
本種と異なり分生子の異隔壁数が(1–)2ではなく(2-)4-6(-10)
Lylea palmicola
分生子鎖が求頂的
分生子鎖が分枝しない
本種より分生子柄が短い
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子が淡褐色ではなく褐色~黄金褐色
本種と異なり分生子が倒棍棒形ではなく円筒形、楕円形、または紡錘形で両端が截断状
本種と異なり分生子表面が平滑ではなく平滑~小疣状
本種と異なり分生子の異隔壁数が(1–)2ではなく0-4(3)
Lylea tetracoila
分生子柄のサイズの範囲が重なる
分生子鎖が求頂的
本種と異なり分生子鎖が分枝しないのではなく時に分枝する
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり分生子が淡褐色ではなく淡い帯オリーブ褐色
本種と異なり分生子が倒棍棒形ではなく長紡錘形または円筒形
本種と異なり分生子の異隔壁数が(1–)2ではなく2-4で主に3