2016年1月3日 （仮訳）マグナポルテ科の新属Magnaporthiopsis Luo, J. & Zhang, N., 2013. Magnaporthiopsis, a new genus in Magnaporthaceae (Ascomycota). Mycologia. Available at: http://www.mycologia.org/content/105/4/1019.short [Accessed January 2, 2016]. 【R3-02527】2016/01/03投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ マグナポルテ科菌類14種3変種を対象に複数遺伝子に基づく分子系統解析を行い、MagnaportheおよびGaeumannomycesの両属が多系統群であることを示した。 黒色球形で円筒形の頸部を有する子嚢殻を形成し、子嚢胞子が紡錘形で隔壁を有することなどで特徴づけられる系統を新属Magnaporthiopsis属とした。 また、命名規約に則り、いもち病の病原菌の属としてPyricularia属を採用したほか、新組み合わせNakataea oryzaeを提唱した。 （新組み合わせ） Magnaporthiopsis poae (Landsch. & N. Jacks.) J. Luo & N. Zhang 旧名： Magnaporthe poae Landsch. & N. Jacks. 【よく似た種との区別】 Magnaporthiopsis rhizophila 宿主の根に感染する アナモルフがPhialophora属類似 nrSSU+ITS+nrLSU+MCM7+RPB1+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁（同じクレードDに含まれる） nrSSU+ITS+nrLSU+MCM7+RPB1+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される （新組み合わせ） Magnaporthiopsis incrustans (Landsch. & N. Jacks.) J. Luo & N. Zhang 旧名：Gaeumannomyces incrustans Landsch. & N. Jacks. （新組み合わせ） Magnaporthiopsis rhizophila (D.B. Scott & Deacon) J. Luo & N. Zhang 旧名：Magnaporthe rhizophila D.B. Scott & Deacon 【よく似た種との区別】 Magnaporthiopsis poae 宿主の根に感染する アナモルフがPhialophora属類似 nrSSU+ITS+nrLSU+MCM7+RPB1+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁（同じクレードDに含まれる） nrSSU+ITS+nrLSU+MCM7+RPB1+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される （新組み合わせ） Nakataea oryzae (Catt.) J. Luo & N. Zhang 旧名：Magnaporthe salvinii (Catt.) R.A. Krause & R.K. Webster （基礎異名はSclerotium oryzae Catt.）