2016年6月13日 (仮訳)中国産の新種、Marasmius galbinus Deng, C-Y. & Li, T-H., 2011. Marasmius galbinus, a new species from China. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2011/00000115/00000001/art00056 [Accessed June 13, 2016]. 【R3-03013】2016/06/13投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国広東省の車八嶺自然保護区で採集された菌を検討し、Marasmius galbinusとして新種記載した。 本種はシバフタケ節に含まれ、傘が白色~帯緑白色で吸水性および条線を有し、襞が帯黄白色でやや疎~疎であることなどで特徴づけられた。 担子胞子は大型で、側シスチジアを欠き、縁シスチジアおよび柄シスチジアを有し、ITS領域の塩基配列は他のどの種とも異なっていた。 広東省韶関市始興県車八嶺自然保護区 (新種) Marasmius galbinus T.H. Li & Chun Y. Deng 語源…帯緑黄色の(子実体の色から) 【よく似た種との区別】 Marasmius grandiviridis アジアに分布する 子実体が帯黄緑色 本種より傘の直径が大きい 本種と異なり傘表面が扇畳み状 本種より担子胞子のサイズが大きい Marasmius rhyssophyllus 子実体が帯黄緑色 本種と異なり中国ではなくアメリカ大陸などに分布する 本種と異なり襞が密な脈状 本種と異なり襞の幅が狭い 本種より担子胞子のサイズが小さい Marasmius staudtii 子実体が帯黄緑色 本種と異なり中国ではなくアフリカなどに分布する 本種と異なり傘表面に溝線を有する 本種より担子胞子が長い Marasmius albidocremeus 肉眼的形態が類似している 本種と異なり中国ではなくアフリカなどに分布する 本種と異なり傘が類白色~淡クリーム色 本種より柄のサイズが大きい 本種より柄の形状が細長い 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり側シスチジアを有する Marasmius musisporus 肉眼的形態が類似している 本種と異なり中国ではなく南太平洋などに分布する 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり柄シスチジアを欠く