2018年4月21日 （仮訳）ブラジルの大西洋岸森林南部に産した新種、Marasmius magnus Magnago, AC., Oliveira, JJS. & Neves, MA. 2018. Marasmius magnus (Marasmiaceae), a new species from the southern Atlantic Forest of Brazil. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.266.4.4 [Accessed: April 21, 2018]. 【R3-05053】2018/4/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ ブラジル、サンタカタリーナ州およびリオグランデ・ド・スル州の森林においてリターに生じた菌を検討し、Marasmius magnusとして新種記載した。 本種は子実体が非常に大型で、担子胞子が楕円形、縁シスチジアを欠くことなどで特徴づけられた。 本種はGlobulares節の形態学的特徴を有し、ITS領域の塩基配列データからもそのクレードに位置付けられた。 Brazil, Santa Catarina, Florianópolis, Morro da Lagoa, Trilha do Jipe （新種） Marasmius magnus A.C. Magnago & J.S. Oliveira 語源…大きな（子実体のサイズから） 【よく似た種との区別】 Marasmius aztecus 傘の色が非常に類似している 本種と異なり襞が”didymous”～”tridymous”である 本種より柄が長い 本種と異なり柄の基部の菌糸体が剛毛状 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり側シスチジアが顕著である 本種より側シスチジアが短い 本種と異なり縁シスチジアを有する 本種と異なり傘表皮が斑状 本種と異なり柄シスチジアを欠く Marasmius floridanus 本種より担子胞子が長い 本種と異なり担子胞子が長楕円形 本種と異なり側シスチジアを豊富に有する 本種と異なり側シスチジアが顕著に突出する 本種と異なり縁シスチジアを有する 本種と異なり柄表皮に箒状細胞を有する Marasmius hinnuleus 本種より子実体のサイズがずっと小さい 本種より傘の直径が小さい 本種より側シスチジアが短い Marasmius hylaeae 本種より傘の直径が小さい 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より側シスチジアが短い 本種と異なり柄表皮に箒状細胞を有する 本種と異なり柄表皮に円筒形～2裂する細長い細胞を欠く Marasmius hylaeae var. hypsizygus 本種より傘の直径が小さい 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より側シスチジアが短い 本種と異なり柄表皮に箒状細胞を有する 本種と異なり柄表皮に円筒形～2裂する細長い細胞を欠く Marasmius praeandinus 襞の間隔が疎 本種より傘の直径が小さい 本種と異なり傘が帯褐色 本種より襞の枚数が少ない 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より側シスチジアのサイズが短い 本種と異なり柄シスチジアを欠く Marasmius pseudocorrugatus 子実体ががっしりとしている 本種より傘の直径が小さい 本種より襞の枚数が少ない 本種と異なり時に脈状になる小襞を有する 本種より柄のサイズが小さい 本種より担子胞子が長い 本種より側シスチジアが短い 本種と異なり柄シスチジアを欠く Marasmius spegazzinii 本種より担子胞子が長い 本種より側シスチジアが短い 本種と異なり柄シスチジアを欠く Marasmius spissus 子実体のサイズが大型 柄のサイズが類似している 担子胞子のサイズの範囲が重なる 本種より傘の直径が小さい 本種と異なり傘が帯黄色～さび橙色ではなく淡い帯黄褐色（肉桂色）～帯黄桃色 本種と異なり襞の間隔が疎ではなく密 本種と異なり襞が叉状に分かれたり吻合したりする 本種より柄のサイズが小さい 本種と異なり子実層にSiccus型箒状細胞を有する 本種より側シスチジアが短い 本種と異なり柄表皮にSiccus型箒状細胞を有する Marasmius sullivantii 本種より側シスチジアが短い 本種と異なり子実層にSiccus型箒状細胞を有する 本種と異なり柄表皮に2型（不規則な箒状および棍棒形～円筒形または浅裂する）の細胞を有する Marasmius yarizae 襞の間隔が疎 本種より襞の枚数が少ない 本種より担子胞子が長い 本種より側シスチジアが短い 本種と異なり柄表皮にSiccus型箒状細胞を有する