2018年4月26日 (仮訳)タイ北部産ホウライタケ属菌の交配試験、新種、および新産種 Wannathes, N, Desjardin DE, Lumyong, S. 2007. Mating studies, new species, and new reports of Marasmius from northern Thailand. Mycological Research. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0953756207001542 [Accessed: April, 25 2018]. 【R3-05068】2018/4/26投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ北部で採集されたホウライタケ属菌の交配試験を実施し、5種が四極性、2種が二極性であることを示した。 そのうちMarasmius cremeusおよびM. straminicepsの2種を新種記載した。 また、M. incarnatus Cornerに新学名M. corneriを与えた。 Thailand, Chiang Mai Province, Doi Inthanon National Park, junction of Hwy 1009 and road to Mae Chem (新種) Marasmius straminiceps Wannathes, Desjardin & Lumyong 語源…藁色の頭(傘)の 【よく似た種との区別】 Marasmius conicopapillatus 本種と異なり傘が白色~クリーム黄褐色 本種と異なり傘の乳頭突起がかなり大型 本種と異なり傘の乳頭突起が円錐形 本種と異なり根状菌糸束を有する 本種より担子胞子の幅が狭い 本種より担子胞子のQ値が大きい 本種と異なり縁シスチジアが薄壁ではなく厚壁 Marasmius platyspermus 本種と異なりSicciformes亜節ではなくMarasmius亜節に含まれる 本種と異なりタイではなくアルゼンチンなどに分布する 本種と異なりRotalis型箒状細胞を有する Thailand, Chiang Mai Province, Mae Taeng District, Pa Deng Village, Pathummikaram temple, on Hwy 1095 (新種) Marasmius cremeus Wannathes, Desjardin & Lumyong 語源…クリーム色の(傘の色から) 【よく似た種との区別】 Marasmius similis 形態的に類似している(ほとんど識別不能) 本種と異なりタイではなく米国に分布する 本種と異なり葉ではなく枝に生じる 本種と異なり傘がクリーム色ではなく白色 Marasmius bellus 傘がクリーム色 本種と異なりタイではなく新熱帯などに分布する 本種より傘のサイズが大きい 本種より柄の幅が広い 本種より担子胞子の平均サイズが僅かに小さい Marasmius haediniformis 本種と異なりタイではなくアフリカ、エクアドルなどに分布する 本種と異なり子実体が純白 本種より傘のサイズが大きい 本種より柄の幅が広い 本種より担子胞子の平均サイズが僅かに小さい (アジア、東南アジア、タイ新産種) Marasmius apatelius Singer (その他掲載種) Marasmius guyanensis Mont. (その他掲載種) Marasmius nigrobrunneus (Pat.) Sacc. (その他掲載種) Marasmius ruforotula Singer 【よく似た種との区別】 Marasmius gordipes 子実体の形態が類似している 担子胞子のサイズが類似している 本種と異なり傘が帯赤褐色 本種と異なり柄が異常に長い 本種よりSiccus型箒状細胞の小剛毛の数が少ない 本種よりSiccus型箒状細胞の小剛毛が鈍頭である (新学名) Marasmius corneri Wannathes, Desjardin & Lumyong 旧名:Marasmius incarnatus Corner 語源…E.J.H. Corner氏に献名