2014年1月30日 (仮訳)ブラジル産の新種Megacollybia rimosa Coimbra, V., Gibertoni, T. & Wartchow, F., 2013. Megacollybia rimosa (Agaricales), a new species from Brazil. Mycoscience. Available at: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1340354012000290 [Accessed January 29, 2014]. 【R3-00333】2014/01/30投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル・ペルナンブーコ州からMegacollybia rimosaを新種記載した。 本新種は種小名の通り傘に裂け目を生じることを特徴とし、近縁種とは肉眼的形質または顕微鏡的形質で明瞭に区別された。 また、本報告は、ヒロヒダタケ属菌のブラジルからの初の報告となった。 Brazil, Pernambuco, Recife, Universidade Federal de Pernambuco (新種) Megacollybia rimosa V. Coimbra & Wartchow 語源…裂け目を生じる 【よく似た種との区別】 Megacollybia fusca 南米に分布する 本種と異なりブラジルではなくコロンビアに分布する 草地・芝生ではなく森林に発生する 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり子実体がカヤタケ型ではなくモリノカレバタケ型 本種より傘の直径が大きい 本種と異なり傘が成熟すると窪んだりめくれ上がったりする 本種と異なり傘中央部の表面全体が繊維に覆われる 本種と異なり襞が明らかに垂生しない 本種より柄が細長い 本種より担子器が短い 本種より縁シスチジアが多数あり容易に見つかる 本種と異なり傘表皮が傘上表皮と傘下表皮の2層からなる平行菌糸被 Megacollybia fallax 子実体ががっしりとしている 本種と異なりブラジルではなく北米に分布する 本種と異なり襞が直生~やや垂生ではなく上生あるいは湾生する 本種と異なり柄が褐色を帯びず白色~帯白黄色 本種と異なり縁シスチジアが棍棒形~広棍棒形 本種と異なり縁シスチジアに時に二次隔壁が生じる 本種より柄シスチジアが顕著に長い Megacollybia clitocyboidea(ヒロヒダタケ) 柄シスチジアが薄壁 本種と異なりブラジルではなく日本に分布する 本種と異なり傘中央部が暗褐色~帯黒色 本種と異なり傘中央部が僅かに粗面~糠状になる 本種より柄シスチジアのサイズが大きい Megacollybia marginata 本種と異なりブラジルではなくロシア東部に分布する 本種と異なり襞が象牙色~淡クリーム色ではなく、成熟に伴い変化し、幼時帯オリーブ色、のちに類白色~黄褐色になる 本種と異なり襞の縁部が微妙に縁取られる 本種より縁シスチジアのサイズが顕著に大きい 本種と異なり縁シスチジアが淡い帯桃色~淡い黄褐色 Megacollybia virosa 本種と異なりブラジルではなくインドに分布する 本種と異なり柄の頂部が膨らむ 本種と異なり柄の基部がやや塊茎状にならない 本種と異なり強い不快臭がある 本種と異なりほとんどの縁シスチジアの頂部をゼラチン質の滲出物が覆う 本種と異なり傘シスチジアの細胞質に帯灰褐色の色素が含まれる Megacollybia platyphylla 本種と異なり子実体がカヤタケ型ではなくモリノカレバタケ型 本種と異なり傘表面が粗面・繊維状・糠状・微細な鱗片状などになる 本種と異なり傘表面に川のような条線あるいは密な放射状条線が生じることがある 本種と異なり傘に裂け目が生じない 本種と異なり襞が垂生しない 本種より縁シスチジアのサイズが大きい 本種と異なり縁シスチジアが小頭形にならない 本種より柄シスチジアが長いことがある 本種と異なり柄シスチジアが薄壁ではなくしっかりとした壁を持つ Megacollybia texensis 本種と異なりブラジルではなく米国テキサス州に分布する 本種と異なり子実体がカヤタケ型ではなくモリノカレバタケ型~ツエタケ型 本種より担子器が短い 本種より縁シスチジアのサイズが大きい 本種と異なり縁シスチジアが広棍棒形 本種より縁シスチジアの壁が厚く、厚壁になることもある 本種より柄シスチジアのサイズが大きい 本種と異なり傘表皮がクモの巣状になる Megacollybia rodmanii 本種と異なりブラジルではなく北米に分布する 本種と異なり子実体がカヤタケ型ではなくモリノカレバタケ型 本種より担子器が短い 本種より縁シスチジアが多く見られる 本種より縁シスチジアの壁が厚く、厚壁になることもある 本種より柄シスチジアのサイズが顕著に大きい 本種より柄シスチジアの壁が厚く、厚壁になることもある Megacollybia rodmanii f. murina 本種と異なりブラジルではなく北米に分布する 本種と異なり子実体がカヤタケ型ではなくキシメジ型~ベニタケ型 本種より担子器が短い 本種より縁シスチジアが多く見られる 本種より縁シスチジアの壁が厚く、厚壁になることもある 本種より柄シスチジアのサイズが顕著に大きい 本種より柄シスチジアの壁が厚く、厚壁になることもある Megacollybia subfurfuracea 本種と異なりブラジルではなく北米に分布する 本種と異なり子実体がカヤタケ型ではなくモリノカレバタケ型 本種より縁シスチジアのサイズが大きい 本種と異なり縁シスチジアが担子器の高さを超える 本種より傘シスチジアのサイズがずっと大きい 本種と異なり傘シスチジアが棍棒形・類棍棒形・瓶形ではなく乳房形になる 本種より傘シスチジアの壁が厚く、厚壁になることもある