(仮訳)中国雲南省産の新種、Megalaria yunnanensis
Wang, C-X. et al., 2019. Megalaria yunnanensis sp. nov. from Yunnan, China. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2019/00000134/00000002/art00010 [Accessed July 27, 2019] 【R3-06439】2019/7/27投稿

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3行まとめ

中国雲南省で採集された樹皮生痂状地衣の一種を検討し、Megalaria yunnanensisとして新種記載した。
本種は果殻が2層からなり、アトラノリン、ゼオリン、フマルプロトセトラル酸などを含むことなどで特徴づけられた。
本種は果殻の構造および地衣成分が共通する同属他種とは子嚢胞子のサイズなどが異なっていた。
中国雲南省普洱市景東イ族自治県無量山

(新種)

Megalaria yunnanensis C.X. Wang & L. Hu
語源…雲南産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Megalaria albocincta
本種より子嚢胞子が短い
本種より子嚢胞子の幅が広い
本種と異なり子嚢胞子中央部隔壁のルーメンの両側に切れ込みを有する
Megalaria alligatorensis
果殻が2層からなる
果殻外層が繊維菌糸組織、内層が交錯菌糸組織からなる
地衣成分としてアトラノリン、ゼオリン、フマルプロトセトラル酸を含む
本種と異なり地衣体が帯緑青色
本種と異なり地衣体が小さな円形のパッチ状をなす
本種と異なり子嚢がBacidia
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
Megalaria anaglyptica
果殻が2層からなる
果殻外層が繊維菌糸組織、内層が交錯菌糸組織からなる
地衣成分としてアトラノリン、ゼオリン、フマルプロトセトラル酸を含む
本種と異なり地衣体が厚い小粒状
本種と異なり子実下層が汚帯灰褐色
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
Megalaria pulverea
果殻が2層からなる
果殻外層が繊維菌糸組織、内層が交錯菌糸組織からなる
地衣成分としてアトラノリン、ゼオリン、フマルプロトセトラル酸を含む
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり地衣体が小粒状
本種より子器のサイズが大きい
本種と異なり粉芽を有する
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Megalaria alleniae
地衣成分が類似している
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなく北米などに分布する
本種と形態的に明らかに異なる
本種と異なり子器を欠く
本種と異なり粉芽を有する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される