(仮訳)リトアニアにおける侵略的さび菌Melampsoridium hiratsukanumおよびそのフシダニ科のダニとの同時発生
Markovskaja, S., 2013. Melampsoridium hiratsukanum – invasive rust species in Lithuania, and its co-occurrence with eriophyid mite. Acta Mycologica. Available at: https://pbsociety.org.pl/journals/index.php/am/article/view/am.2013.021 [Accessed June 27, 2014].
【R3-00850】2014/06/28投稿

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3行まとめ

アジア原産のさび菌、Melampsoridium hiratsukanumをリトアニア国内の広範な地域で見出し、分布パターン、生態、形態形質に関する情報を掲載した。
本種はリトアニアにおいて主にAlnus incanaを宿主とし、1997年以後侵略的外来種として分布を拡大してきた。
稀にAlnus glutinosaに発生した本種は時にAcalitus brevitarsusと同時発生したが、その原因を鳥の糞による森林の富栄養化に求める仮説を提唱した。

(その他掲載種)

Melampsoridium hiratsukanum S. Ito ex Hirats. f.
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Melampsoridium betulinum
リトアニアを含むヨーロッパに分布する
カバノキ科植物を宿主とする
形態的に類似している
本種と異なりリトアニアにおいて移入種ではなく在来種である
本種と異なりハンノキ属ではなくカバノキ属植物を宿主とする
本種より夏胞子堆の口縁護膜細胞が短い(50 μmまでではなく35 μmまで)
本種と夏胞子の形態が異なる
本種より夏胞子のサイズが僅かに大きい
Melampsoridium alni
アジアに分布する
ハンノキ属植物を宿主とする
形態的に類似している
夏胞子のサイズが類似している
本種と異なりヨーロッパに分布しない
本種と夏胞子の形態が異なる
本種より夏胞子が長い
本種と異なり夏胞子の発芽孔の数が4-6ではなく2