(仮訳)インド、ケララ州のマラバール野生動物保護区に産した新種、Meliola crotalariae
Mathew, LK. 2022. Meliola crotalariae sp. nov. (Ascomycetes, Meliolales) from Malabar Wildlife Sanctuary in Kerala State, India. Asian Journal of Mycology. Available at: https://asianjournalofmycology.org/pdf/AJOM_5_2_5.pdf [Accessed December 27, 2022] 【R3-10187】2022/12/27投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

インド、ケララ州においてタヌキマメ属植物の葉に生じた菌を検討し、Meliola crotalariaeとして新種記載した。
本種は付着器がほとんどの場合互生~片側にのみ生じ、菌糸体剛毛が短いことなどで特徴づけられた。
本種と同じタヌキマメ属植物を宿主とする1種および1変種との形質比較表を作成した。
India, Kerala, Kozhikode, Malabar Wildlife Sanctuary, Peruvannamuzhy

(新種)

Meliola crotalariae Lini K. Mathew
語源…タヌキマメ属の
※2022年12月27日現在、本種はMycoBank/Species fungorumに登録されていない。

【よく似た種との区別】
Meliola stizolobii
同じタヌキマメ属植物を宿主とする
コロニーが葉の上面に生じる
子嚢胞子のサイズの範囲が重なる
子嚢胞子の隔壁数が4
付着器が互生する
付着器の頭部細胞が全縁
本種と異なりインドではなくスーダンなどに分布する
本種よりコロニーの最大直径が大きい
本種と異なり菌糸体が直線状~波打つのではなくやや直線状~波打つ
本種と異なり子嚢胞子が楕円形~円筒形で隔壁部で狭窄するのではなく長楕円形で僅かに狭窄する
本種より付着器が対生する割合が多い
本種より付着器の頭部細胞の幅が広い
本種と異なり付着器の頭部細胞が球形~類球形ではなく球形~広洋梨形
本種より菌糸体剛毛の最大長が長い
本種と異なり菌糸体剛毛が直線状~僅かに屈曲するのではなく直線状
本種と異なり菌糸体剛毛が歯牙状~叉状
本種と異なりベーリの式が3113.3222ではなく3133.3223である
Meliola desmodii-laxiflori var. crotalariae
アジアに分布する
同じタヌキマメ属植物を宿主とする
子嚢胞子のサイズの範囲が重なる
子嚢胞子の隔壁数が4
付着器が互生する
付着器の頭部細胞が全縁
本種と異なりインドではなくマレーなどに分布する
本種と異なり宿主の葉ではなく茎に生じる
本種よりコロニーの最大直径が大きい
本種と異なり菌糸体が直線状~波打つのではなくやや直線状~屈曲状
本種と異なり子嚢胞子が楕円形~円筒形で隔壁部で狭窄するのではなく長楕円形~僅かに楔形で鈍頭で僅かに狭窄する
本種と異なり付着器の頭部細胞が球形~類球形ではなく類球形、卵形または長楕円形で直線状または屈曲する
本種より菌糸体剛毛の最大長が長い
本種と異なり菌糸体剛毛が直線状~僅かに屈曲するのではなく直線状
本種と異なりベーリの式が3113.3222ではなく3111.4223である