(仮訳)インド、マハーラーシュトラ州産の新種Micropsalliota pileocystidiata
Patil, PB. et al., 2022. Micropsalliota pileocystidiata (Agaricaceae), a new species from Maharashtra, India. Mycoscience. Available at: https://www.jstage.jst.go.jp/article/mycosci/advpub/0/advpub_MYC581/_pdf [Accessed September 13, 2022] 【R3-09872】2022/9/13投稿

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3行まとめ

インド、マハーラーシュトラ州の落葉樹林地上に発生した菌を検討し、Micropsalliota pileocystidiataとして新種記載した。
本種は傘表面に圧着した繊維状鱗片を有し、柄表面のつばより下が網目状の圧着した鱗片に覆われ、傘シスチジアが洋梨形であることなどで特徴づけられた。
本種は分子系統解析でM. pleurocystidiataおよびM. xanthorubescensの姉妹群として強く支持された。
India, Maharashtra, Raigad District, Matheran Hills

(新種)

Micropsalliota pileocystidiata P.B. Patil & S.A. Vaidya
語源…傘シスチジアの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Micropsalliota pleurocystidiata
アジアに分布する
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりインドではなくタイなどに分布する
本種と異なり傘表面に淡褐色鱗片を有する
本種より担子胞子のサイズが僅かに大きい
本種より担子胞子のQ値が小さい
本種より側シスチジアのサイズが僅かに大きい
本種より縁シスチジアのサイズが僅かに大きい
本種よりつばの菌糸の幅が狭い
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Micropsalliota xanthorubescens
アジアに分布する
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりインドではなくタイなどに分布する
本種より担子器の幅が広い
本種より担子胞子の幅が広い
本種より側シスチジアの幅が広い
本種より縁シスチジアの幅が広い
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Micropsalliota furfuracea
アジアに分布する
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりインドではなくタイなどに分布する
本種より担子器のサイズが大きい
本種より担子胞子のサイズが顕著に大きい
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Micropsalliota digitatocystis
アジアに分布する
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりインドではなく中国などに分布する
本種より担子胞子のサイズが顕著に大きい
本種と異なり側シスチジアが針状
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Micropsalliota pseudoglobocystis
アジアに分布する
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりインドではなく中国、タイなどに分布する
本種と異なり側シスチジアが針状
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Micropsalliota cystidiosa
本種より子実体のサイズが小さい
本種より傘のサイズが小さい
本種より柄のサイズが小さい
本種より側シスチジアのサイズが小さい
本種と異なり側シスチジアが紡錘状便腹形で頂部が微突形
Micropsalliota suthepensis
アジアに分布する
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりインドではなくタイなどに分布する
本種より子実体のサイズが小さい
本種より傘のサイズが小さい
本種より柄のサイズが小さい
本種より縁シスチジアの幅が狭い
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される