(仮訳)ブラジルにおけるクロモブラストミコーシス病原菌の分子疫学および2新種の記載
Gomes, RR. et al. 2016. Molecular Epidemiology of Agents of Human Chromoblastomycosis in Brazil with the Description of Two Novel Species. PLOS Neglected Tropical Diseases. Available at: https://journals.plos.org/plosntds/article?id=10.1371/journal.pntd.0005102 [Accessed April 10, 2024] 【R3-11597】2024/4/10投稿

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3行まとめ

ブラジルで得られたクロモブラストミコーシスの臨床分離株123株について分子系統解析を実施し、FonsecaeaRhinocladiella、およびCyphellophora属が同定された。
また、それぞれ3%、1%の分離頻度であった菌をCyphellophora ludoviensisRhinocladiella tropicalisとして新種記載した。
それぞれの新種について57歳男性と65歳男性の症例を報告した。
Maranhão State, Brazil

(新種)

Cyphellophora ludoviensis C.M.P.S. Azevedo, R.R. Gomes, V.A. Vicente & de Hoog
語源…サン・ルイス産の
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Maranhão State, Brazil

(新種)

Rhinocladiella tropicalis C.M.P.S. Azevedo, R.R. Gomes, V.A. Vicente & de Hoog
語源…熱帯の
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【よく似た種との区別】
Rhinocladiella phaeophora
南米に分布する
ヒトを宿主とする
クロモブラストミコーシスに関連する
ITS+BT2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりブラジルではなくコロンビアなどに分布する
本種と異なり土壌から分離される
ITS+BT2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Rhinocladiella aquaspersa
アメリカ大陸に分布する
ヒトを宿主とする
クロモブラストミコーシスを引き起こす
ITS+BT2に基づく分子系統解析で近縁
ITS+BT2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される