2015年7月29日 （仮訳）トリコスポロン目の射出分生子形成性酵母の分子系統解析：新属Takashimellaおよび新種Cryptotrichosporon tibetenseの提唱 Wang, L. & Wang, Q-M., 2015. Molecular Phylogenetic Analysis of Ballistoconidium-Forming Yeasts in Trichosporonales (Tremellomycetes): A Proposal for Takashimella gen. nov. and Cryptotrichosporon tibetense sp. nov. PLOS ONE. Available at: http://dx.plos.org/10.1371/journal.pone.0132653 [Accessed July 28, 2015]. 【R3-02051】2015/07/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ 分子系統解析の結果に基づき、トリコスポロン目のBullera属3種およびCryptococcus tepidariusに対して新属Takashimellaを提唱した。 また、ツツジ属およびコナラ属植物の葉から採集された射出分生子形成性酵母の一種を検討し、Cryptotrichosporon tibetenseとして新種記載した。 本新種の記載にあたって、Cryptotrichosporon属の属概念を修正した。 中国チベット自治区ニンティ地区ポメ県 （新種） Cryptotrichosporon tibetense Q. M. Wang 語源…チベット産の 【よく似た種との区別】 Cryptotrichosporon anacardii nrSSU+D1/D2+ITSおよびD1/D2に基づく分子系統解析で近縁 nrSSU+D1/D2+ITSおよびD1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される（D1/D2領域に20塩基[4%]、ITS領域に38塩基[7%]の差異） （新組み合わせ） Takashimella formosensis (Nakase, Tsuzuki & Takashima) Q.M.Wang 旧名：Bullera formosensis Nakase, Tsuzuki & Takashima 【よく似た種との区別】 Takashimella koratensis nrSSU+D1/D2+ITSおよびD1/D2に基づく分子系統解析で近縁 nrSSU+D1/D2+ITSおよびD1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される （新組み合わせ） Takashimella koratensis (Fungsin, Takashima, Sugita & Nakase) Q. M. Wang 旧名：Bullera koratensis Fungsin, Takashima, Sugita & Nakase 【よく似た種との区別】 Takashimella formosensis nrSSU+D1/D2+ITSおよびD1/D2に基づく分子系統解析で近縁 nrSSU+D1/D2+ITSおよびD1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される （新組み合わせ） Takashimella lagerstroemiae (Fungsin, Takashima, Sugita & Nakase) Q. M. Wang 旧名：Bullera lagerstroemiae Fungsin, Takashima, Sugita & Nakase 【よく似た種との区別】 Takashimella tepidaria nrSSU+D1/D2+ITSおよびD1/D2に基づく分子系統解析で近縁 nrSSU+D1/D2+ITSおよびD1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される （新組み合わせ） Takashimella tepidaria (Takashima, Sugita, Toriumi & Nakase) Q. M. Wang 旧名：Cryptococcus tepidarius Takashima, Sugita, Toriumi & Nakase 【よく似た種との区別】 Takashimella lagerstroemiae nrSSU+D1/D2+ITSおよびD1/D2に基づく分子系統解析で近縁 nrSSU+D1/D2+ITSおよびD1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される