(仮訳)カキノキの葉の円星落葉病を引き起こすMycosphaerella nawaeの分子系統解析および形態
Lee, S-Y., Lim, Y-S. & Jung, H-Y. 2018. Molecular Phylogeny and Morphology of Mycosphaerella nawae, the Causal Agent of Circular Leaf Spot on Persimmon. Mycobiology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.5941/MYCO.2016.44.4.191 [Accessed November 9, 2019] 【R3-06757】2019/11/10投稿

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3行まとめ

日本および韓国においてカキノキの葉の斑点に生じた菌を検討し、Mycosphaerella nawaeと同定した。
本種は子嚢胞子が卵形~紡錘形で1隔壁を有し、分生子が卵形で1隔壁を有することなどで特徴づけられた。
分子系統解析では本種はPhaeophleospora属に近縁であったが、これは本種の分子系統解析の初報告となった。

(その他掲載種)

Mycosphaerella nawae Hiura & Ikata
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Phaeophleospora scytalidii
偽子嚢殻を形成する
子嚢胞子のサイズが類似している
分生子の両端が細まる
分生子に油滴を含む
分生子に隔壁を有する
菌糸の形状が類似している
ITSおよびITS+nrLSU+Act+TEF1-αに基づく分子系統解析で近縁
ITSおよびITS+nrLSU+Act+TEF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される