(仮訳)Leucoagaricus属菌の形態および分子による識別およびトルコ新産種
Dizkirici, A., Kalmer, A. & Avar, İ. 2019. Morphologic and Molecular Diagnosis of Some Leucoagaricus Species and Revealing a New Record from Turkey. Mantar Dergisi. Available at: https://dergipark.org.tr/en/download/article-file/842648 [Accessed November 7, 2019] 【R3-06750】2019/11/7投稿

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3行まとめ

トルコ産のLeucoagaricus属菌について形態学的検討および分子系統解析を実施し、4種を同定した。
そのうちRubrotincti節のL. subvolvatusをトルコ新産種として報告した。
本報告により、トルコ産の本属既知種は11種に増加した。

(トルコ新産種)

Leucoagaricus subvolvatus (Malençon & Bertault) Bon
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【よく似た種との区別】
Leucoagaricus menieri
子実体が白色
担子胞子の形態が類似している
縁シスチジア頂部に結晶を伴う
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実体が幅広い
本種と異なり子実体に光沢を有する
本種と異なり子実体が脆い
本種より担子胞子のサイズが小さい
Leucoagaricus volvatus
子実体が白色
つぼを有する
担子胞子が扁桃形
縁シスチジア頂部に結晶を伴う
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘が帯緑灰色
本種と異なり傘の中丘が暗灰色
本種と異なり縁シスチジアが不規則形で瓶形~円筒形、棍棒形ではなく狭紡錘形
Leucoagaricus subcrystallifer
子実体が白色
担子胞子の形態が類似している
縁シスチジア頂部に結晶を伴う
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘がいくぶんオリーブ色を帯びる
本種と異なり傘が僅かにゼラチン質になる