(仮訳)形態および系統解析に基づき明らかになった韓国産のスポロカダ科に属するMonochaetia属1新種
Lim, S-K. et al., 2023. Morphological and Phylogenetic Analyses Reveal a New Species of Genus Monochaetia Belonging to the Family Sporocadaceae in Korea. Mycobiology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/12298093.2023.2195735 [Accessed April 22, 2023] 【R3-10536】2023/4/22投稿

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3行まとめ

韓国江原道でカミキリムシの一種から採集された菌を検討し、Monochaetia medianaとして新種記載した。
本種はコロニーが白色、淡褐色~汚黒色、帯オリーブ緑色で生長が速いことなどで特徴づけられた。
本種は同属の類縁種とはコロニーの色、形状、生長や分生子形成細胞のサイズ、分生子の中位細胞の色や付属糸の長さなどが異なっていた。
韓国江原道三陟市

(新種)

Monochaetia mediana S.Y. Lee and H.Y. Jung
語源…中位の(分生子の中位細胞から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Monochaetia ilicis
分生子基部の付属糸の長さが類似している
ITS+TUB2+TEF1αおよびTUB2+TEF1αに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりカミキリムシの一種ではなくモチノキ属植物などから分離される
本種より分生子形成細胞のサイズが小さい
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり分生子の中位3細胞が帯オリーブ緑色~淡褐色ではなく褐色
本種より分生子頂部の付属糸が長い
本種とコロニーの色が異なる
本種とコロニーの形状が異なる
本種よりコロニーの25°Cでの生長が遅い
ITS+TUB2+TEF1αおよびTUB2+TEF1αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Monochaetia schimae
分生子のサイズの範囲が重なる
分生子頂部の付属糸の長さが類似している
分生子基部の付属糸の長さが類似している
ITS+TUB2+TEF1αおよびTUB2+TEF1αに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりカミキリムシの一種ではなくヒメツバキ属植物などから分離される
本種より分生子形成細胞のサイズが小さい
本種と異なり分生子の中位3細胞が帯オリーブ緑色~淡褐色ではなく帯オリーブ色
本種とコロニーの色が異なる
本種とコロニーの形状が異なる
本種よりコロニーの25°Cでの生長が遅い
ITS+TUB2+TEF1αおよびTUB2+TEF1αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される