(仮訳)プエルトリコにおいてイエローバンデッドミリピードと関係を持つ新種Enterobryus luteovirgatusの形態計測学的研究
Contreas, K. & Cafaro, M., 2013. Morphometric Studies in Enterobryus luteovirgatus sp. nov.(Ichthyosporea: Eccrinales) Associated with Yellow-banded Millipedes in Puerto Rico. Acta Protozoologica. Available at: http://www.ejournals.eu/Acta-Protozoologica/Tom-52(2013)/Issue-4/art/1790/ [Accessed July 12, 2014].
【R3-00896】2014/07/12投稿

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3行まとめ

プエルトリコでイエローバンデッドミリピードの後腸から見出されたトリコミケス類の一種を、Enterobryus luteovirgatusとして新種記載した。
正確な種の記載を行うとともに各形質の安定性を検討する目的で、本種の7形質を測定して統計解析を行い、頻度からヒストグラムを生成した。
その中で付着器基部の盤状の部位は極めて変異が大きく、Enterobryus属の分類形質として用いられるこの形質が信頼性に乏しいことを示唆した。
Jaboncillo Beach Guanica Dry Forest, Puerto Ric

(新種)

Enterobryus luteovirgatus Cafaro and Contreras
語源…黄色の桿の(宿主のヤスデが黄色い帯を持つことから)
※2014年7月12日現在、本種はMycoBank/Species fungorumには登録されていない。

【よく似た種との区別】
Enterobryus borirae
本種と異なり胞子嚢がタイプAのみではなくタイプA、G、H、I
本種より付着器の柄が長い
本種と異なり付着器の柄に縦方向の条線を持つ
Enterobryus euryuri
本種と異なり胞子嚢がタイプAのみではなくタイプA、B、C、E
本種と異なりタイプA胞子嚢の基部が膨らむ
本種と異なり付着器の基部が平ら~僅かに凸形な盤状ではなく基部が盤状にならないことがある
Enterobryus viequensis
同じAnadenobolus monilicornisを宿主とする
形態的に非常に類似している
本種と異なり胞子嚢がタイプAのみではなくタイプA、E、F
本種と異なり菌体の基部が顕著に膨大する