2021年12月13日 （仮訳）韓国において土壌から分離された担子菌酵母の2新種、Mrakia terraeおよびMrakia soli Park, Y. et al., 2021. Mrakia terrae sp. nov. and Mrakia soli sp. nov., Two Novel Basidiomycetous Yeast Species Isolated from Soil in Korea. Mycobiology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/pdf/10.1080/12298093.2021.1986927 [Accessed December 13, 2021] 【R3-09051】2021/12/13投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ 韓国京畿道抱川市において土壌試料から分離された酵母472菌株を検討した。 そこからMrakia terraeおよびM. soliの2新種を記載した。 両種とも15°C未満が最適生長温度であったが25°C以上では生長せず、培養35日後に真の菌糸とテリオスポアを形成した。 韓国京畿道抱川市 （新種） Mrakia terrae Park, Maeng, & Sathiyaraj 語源…土壌の 【よく似た種との区別】 Mrakia niccombsii 7%塩化ナトリウム添加培地で生育可能 ITS+D1/D2領域およびD1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり韓国ではなく南極などに分布する 本種と異なり土壌ではなく地衣などから分離される 本種と異なりPDA培地で生育可能 本種と異なり可溶性デンプン、myo-イノシトールを資化可能 本種と異なりラクトース、メタノール、DL-乳酸を資化不能 ITS+D1/D2領域およびD1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 韓国京畿道抱川市 （新種） Mrakia soli Park, Maeng, & Sathiyaraj 語源…土壌の 【よく似た種との区別】 Mrakia aquatica ITS+D1/D2領域およびD1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり韓国ではなくイギリスなどに分布する 本種と異なり土壌ではなく水の上のかすなどから分離される 本種と異なりマルトース、メレジトースを資化可能 本種と異なりイヌリン、D-グルコサミンを資化不能 本種と異なり25°Cで生育不能 ITS+D1/D2領域およびD1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Mrakia hoshinonis 担子胞子を形成しない ITS+D1/D2領域およびD1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり韓国ではなくカナダなどに分布する 本種と異なり土壌ではなく氷河などから分離される 本種と異なりテリオスポアを形成しない 本種と異なり真の菌糸を形成しない ITS+D1/D2領域およびD1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される