(仮訳)フェオスフェリア科の新属新種Muriphaeosphaeria galatellae
Phukhamsakda, C. et al., 2015. Muriphaeosphaeria galatellae gen. et sp. nov. in Phaeosphaeriaceae (Pleosporales). Phytotaxa. Available at: http://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.227.1.6 [Accessed September 22, 2015].
【R3-02218】2015/09/22投稿

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3行まとめ

ロシアにおいてGalatella villosaに発生した菌を検討し、新属新種Muriphaeosphaeria galatellaeとして記載した。
本種は子嚢果が表在性で、壁が褐色厚壁の細胞からなり、子嚢胞子が石垣状で、細胞状の偽側糸を有することなどで特徴づけられた。
本種は培養下で分生子果を形成し、分生子は褐色で類棍棒形~円筒形、1-3つの横隔壁を有していた。
Russia, Rostov region (rus. Rostovskaya Oblast), Oktyabrsky District (rus. Oktyabr’sky raion), natural sanctuary ‘Persianovskaya steppe’

(新種)

Muriphaeosphaeria galatellae Phukhamsakda, Bulgakov & K.D. Hyde
語源…(属名)石垣状のPhaeosphaeria属/(種小名)Galatella属の
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【よく似た種との区別】
Entodesmium rude
子嚢果の殻壁が厚壁
nrLSU+nrSSU+ITSに基づく分子系統解析で近縁(同じクレードAに含まれる)
本種と異なり子嚢果に長い頸部を有する
本種と異なり孔口に周糸を有する
本種と異なり子嚢胞子が倒卵形、類紡錘形、棍棒形ではなく糸状
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が4-5ではなく18-20
nrLSU+nrSSU+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Dematiopleospora mariae
子嚢果が表在性
子嚢胞子が石垣状
nrLSU+nrSSU+ITSに基づく分子系統解析で近縁(同じクレードAに含まれる)
本種と異なり子嚢果の殻壁が厚壁でない
本種と異なり孔口の周囲に緩い菌糸を有する
本種と異なり子嚢の柄が叉状分岐する
本種と異なり子嚢胞子の末端が丸くない
本種と異なり偽側糸が細胞状
nrLSU+nrSSU+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される