(仮訳)ノルウェー南部産のFuliginellae節の1新種、Mycena agrestis
Aronsen, A. & Maas Geesteranus, RA. 1997. Mycena agrestis, a new species of section Fuliginellae from southern Norway. Persoonia. Available at: https://repository.naturalis.nl/pub/532439 [Accessed October 26, 2023] 【R3-11095】2023/10/26投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

ノルウェーで採集された菌を検討し、Mycena agrestisとして新種記載した。
本種は襞が弓状垂生し、縁シスチジアが棍棒形であることなどで特徴づけられた。
本種はFuliginellae節の6番目の種となった。
Norway, Vestfold, Tjome, Moutmarka

(新種)

Mycena agrestis Aronsen & Maas Geest.
語源…野原の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Mycena vulgaris(ハイイロナメアシタケ)
同じFuliginellae節に含まれる
ヨーロッパに分布する
襞が弓状垂生する
本種と異なり針葉樹と関係を持つ
本種と異なり傘が尖った円錐形でのちに扁平凸形、いくぶん中高なのではなく放物線状~凸形で時に低い中丘を有する
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり縁シスチジアが棍棒形でない
本種と異なり縁シスチジアにかなり少なく非常に粗い突起を有するのではなく頂部が密に分枝し、微細で円筒形の突起を有する
Mycena austinii
同じFuliginellae節に含まれる
襞が弓状垂生する
本種と異なりノルウェーではなく北米などに分布する
本種と異なり傘が白色
本種と異なり柄基部が円盤状
本種より担子胞子のサイズが小さい
Mycena mackinawensis
同じFuliginellae節に含まれる
襞が弓状垂生する
本種と異なりノルウェーではなく北米などに分布する
本種と異なり針葉樹の枝に生じる
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と傘表皮末端細胞の形状が異なる