(仮訳)NATSトリュフおよびトリュフ類似菌類 (11):新種Hymenogaster raphanodorus
Smith, ME., Trappe, JM. & Rizzo, DM. 2005. NATS truffle and truffle-like fungi 11: Hymenogaster raphanodorus sp. nov. (Cortinariaceae). Mycotaxon. Available at: http://www.mycotaxon.com/vol/abstracts/93/93-241.html [Accessed November 30, 2020] 【R3-07916】2020/11/29投稿

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3行まとめ

米国カリフォルニア州の森林で採集されたシクエストレート菌の一種を検討し、Hymenogaster raphanodorusとして新種記載した。
本種は地下生で独特の大根臭を有することなどで特徴づけられた。
本種はH. ruby​​ensisに類似していていたが系統的には遠縁であった。
United States, California, Colusa Co., Green Valley Ranch, on the border of Mendocino National Forest near Stonyford

(新種)

Hymenogaster raphanodorus M.E. Sm. & Trappe
語源…大根臭の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Hymenogaster ruby​​ensis
季節的に乾燥する生息地に発生する
担子器が2胞子性
担子胞子の形状が類似している
本種と異なりヤナギ属樹木と関係を持つ
本種より外皮が薄い
本種と異なり子実体に大根臭ではなくグリーンコーン臭がある
本種より子嚢胞子の装飾のサイズが大きい
ITS領域の塩基配列が異なる
Hymenogaster gardneri
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より担子胞子が長い
本種より担子胞子のQ値が大きい
Hymenogaster parksii
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より担子胞子が長い
本種より担子胞子のQ値が大きい
Hymenogaster subalpinus
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりトガサワラ属などの針葉樹と関係を持つ
本種と異なり子実体に大根臭ではなく強い不快な穀粉臭がある
本種より担子胞子が長い
本種より担子胞子のQ値が大きい