2016年12月29日 (仮訳)コウヤクタケ類の新属Neocampanella、およびDendrothele bisporaについて Nakasone, KK., Hibbett, DS. & Goranova, G., 2009. Neocampanella, a new corticioid fungal genus, and a note on Dendrothele bispora. Botany. Available at: http://www.nrcresearchpress.com/doi/abs/10.1139/B09-046 [Accessed December 28, 2016]. 【R3-03610】2016/12/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 新属Neocampanellaを提唱し、Dentocorticium blastanosを本新属に移した。 本属は背着生のコウヤクタケ型であるが、ヒラタケ型で網目状の襞を有するCampanella属に近縁であった。 また、Brunneocorticium pyriformeがDendrothele bisporaと確かに同種であること、Marasmiellus candidusおよびTetrapyrgos subdendrophoraに近縁であることなどを示した。 (新組み合わせ) Neocampanella blastanos (Boidin & Gilles) Nakasone, Hibbett & Goranova 旧名:Dentocorticium blastanos Boidin & Gilles 【よく似た種との区別】 Campanella elongatispora 担子胞子が洋梨形 シスチジアが頭状 本種と異なりプエルトリコ、中央アフリカ共和国、レユニオンではなくアルゼンチンなどに分布する Brunneocorticium bisporum 中央アフリカ共和国、レユニオンなどに分布する nrLSUに基づく分子系統解析で近縁(同じホウライタケ科クレード1に含まれる) 本種と異なり米国フロリダ州、中国、グアドループ、台湾ほか汎熱帯的に分布する nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Brunneocorticium bisporum (Burds. & Nakasone) Nakasone 旧名:Dendrothele bispora Burds. & Nakasone 【よく似た種との区別】 Neocampanella blastanos 中央アフリカ共和国、レユニオンなどに分布する nrLSUに基づく分子系統解析で近縁(同じホウライタケ科クレード1に含まれる) 本種と異なり米国フロリダ州、中国、グアドループ、モーリシャス、台湾ほか汎熱帯的に分布することが知られていない nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される