(仮訳)韓国においてカメムシから分離されたククルビタリア科の1新種、Neocucurbitaria chlamydospora
Hong, S-M. et al., 2023. Neocucurbitaria chlamydospora sp. nov.: A Novel Species of the Family Cucurbitariaceae Isolated from a Stink Bug in Korea. Mycobiology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/12298093.2023.2203973 [Accessed May 25, 2023] 【R3-10635】2023/5/25投稿

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3行まとめ

韓国忠清南道においてカメムシの一種Hygia lativentrisから分離された菌を検討し、Neocucurbitaria chlamydosporaとして新種記載した。
本種はMEA培地で分生子殻を形成した一方、OA培地では形成しなかった。
また、培養下で厚壁胞子を多数形成することなどでも特徴づけられた。
韓国忠清南道

(新種)

Neocucurbitaria chlamydospora H.Y. Jung & S.Y. Lee
語源…厚壁胞子の
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【よく似た種との区別】
Neocucurbitaria keratinophila
分生子の形態が非常に類似している
厚壁胞子が平滑
厚壁胞子が薄壁
ITS+nrLSU+RPB2+TUB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国ではなくスペインなどに分布する
本種と異なりカメムシではなくヒトなどから分離される
本種と異なりコロニーが白色~褐色ではなく淡い帯オリーブ灰色~帯緑オリーブ色
本種と異なりコロニーが羊毛状ではなく扁平
本種と異なりリバースが褐色ではなく帯オリーブ灰色~帯オリーブ黒色
本種と異なり分生子殻をPDA培地で60日後ではなく数日後に形成する
本種と異なり分生子殻をOA培地で形成しないのではなく形成する
本種より分生子のサイズが小さい
本種より厚壁胞子のサイズが小さい
本種と異なり厚壁胞子が球形~類球形ではなく球形
ITS+nrLSU+RPB2+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Neocucurbitaria irregularis
ITS+nrLSU+RPB2+TUB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりコロニーが白色~褐色ではなくオリーブ褐色
本種と異なりコロニーが羊毛状ではなく扁平
本種と異なりリバースが褐色ではなく帯褐灰色
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり厚壁胞子を有するのではなく欠く
ITS+nrLSU+RPB2+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Neocucurbitaria acerina
ITS+nrLSU+RPB2+TUB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりカメムシではなくカエデ属の小枝などから分離される
本種と異なり無性世代が知られていない
ITS+nrLSU+RPB2+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される