(仮訳)中国においてスギの”stem basal canker”を引き起こす新種Neofusicoccum cryptomeriaeおよびN. parvum
Si, Y-Z. et al., 2023. Neofusicoccum cryptomeriae sp. nov. and N. parvum Cause Stem Basal Canker of Cryptomeria japonica in China. Journal of Fungi. Available at: https://www.mdpi.com/2309-608X/9/4/404 [Accessed March 30, 2023] 【R3-10465】2023/3/30投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

中国江蘇省南京においてスギの90%以上が同一の病徴を示し、新病害と認められた。
スギから157菌株を分離し、そのうち13菌株の病原性試験を実施したところ、7菌株が病原性を示した。
それらの菌株は新種Neofusicoccum cryptomeriaeおよびN. parvumと同定された。
中国江蘇省南京市

(新種)

Neofusicoccum cryptomeriae Li-Hua Zhu, Yuan-Zhi Si, Jian-Wei Sun & D. W. Li
語源…スギ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Neofusicoccum sinense
ITS+tef1+tub2+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子が短い
ITS+tef1+tub2+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Fusicoccum cryptomeriae
同じスギを宿主とする
本種と異なり宿主に立ち枯れ病ではなく葉の斑点病を引き起こす
本種より分生子のサイズが小さい

(その他掲載種)

Neofusicoccum parvum (Pennycook & Samuels) Crous, Slippers & A.J.L. Phillips
mycobank_logoSpecies_Fungorum