(仮訳)中国においてRosa chinensisの茎枯病を引き起こす新種Neopestalotiopsis rosicola
Jiang, N. et al., 2018. Neopestalotiopsis rosicola sp. nov. causing stem canker of Rosa chinensis in China. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2018/00000133/00000002/art00008 [Accessed March 31, 2019] 【R3-06084】2019/3/31投稿

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3行まとめ

中国江蘇省においてRosa chinensisに病害を引き起こした菌を検討し、Neopestalotiopsis rosicolaとして新種記載した。
本種は近縁種とは分生子頂部の付属糸の数および長さなどが異なっていた。
本種は中国においてバラの茎枯病を引き起こすNeopestalotiopsis属菌として初めて報告された。
中国江蘇省州市高郵市

(新種)

Neopestalotiopsis rosicola C.M. Tian & Ning Jiang
語源…バラ属に生息する
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Neopestalotiopsis aotearoa
ITS+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなくニュージーランドなどに分布する
本種と異なりバラ属植物ではなくキャンバスから分離される
本種と異なり分生子頂部の付属糸の数が2-4ではなく2-3
本種より分生子頂部の付属糸が短い
ITS+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Neopestalotiopsis clavispora
中国に分布する
同じバラ属植物を宿主とする
ITS+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり茎ではなく葉に病変を引き起こす
本種と異なり分生子頂部の付属糸の数が2-4ではなく2-3
本種より分生子頂部の付属糸が長い
ITS+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Neopestalotiopsis piceana
ITS+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなくイギリスなどに分布する
本種と異なりバラ属ではなくトウヒ属植物などから分離される
本種と異なり分生子頂部の付属糸の数が2-4ではなく3
本種より分生子頂部の付属糸が長い
ITS+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Neopestalotiopsis rosae
同じバラ属植物を宿主とする
宿主の茎に病変を生じる
ITS+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなくニュージーランドなどに分布する
本種と異なり分生子頂部の付属糸の数が2-4ではなく3-5
本種より分生子頂部の付属糸が長い
ITS+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される