(仮訳)インド北西部産の新種、Neosporidesmium appendiculatus
Prasher, IB. & Verma, RK., 2015. Neosporidesmium appendiculatus sp. nov. from North–Western India. Mycological Progress. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11557-015-1112-5 [Accessed January 19, 2017].
【R3-03676】2017/01/20投稿

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3行まとめ

インドにおいてFicus religiosaの枯枝に発生した菌を検討し、Neosporidesmium appendiculatusとして新種記載した。
本種はシンネマが非常に長く、分生子に付属糸を有することなどで特徴づけられた。
Neosporidesmium属全種の形質比較表を掲載した。
India, Chandighrh, Panjab University Campus

(新種)

Neosporidesmium appendiculatus Prasher I. B. & Verma R. K.
語源…付属糸の(分生子頂部に有することから)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Neosporidesmium antidesmatis
宿主の枯れ枝に発生する
本種と異なりFicus religiosaではなくAntidesma ghaesembillaなどを宿主とする
本種よりシンネマが短い
本種と異なり分生子形成細胞が貫生伸長することがある
本種より分生子形成細胞の幅が狭い
本種と異なり分生子形成細胞が樽形ではなく瓶形~樽形
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子の異隔壁数が9-15ではなく11-15
Neosporidesmium macrosporum
同じイチジク属植物を宿主とする
宿主の枯れ枝に発生する
分生子形成細胞が貫生伸長しない
本種と異なりFicus religiosaではなくF. infectoriaなどを宿主とする
本種よりシンネマが短い
本種より分生子形成細胞が長い
本種と異なり分生子形成細胞が樽形ではなく瓶形~樽形
本種より分生子が長い
本種と異なり分生子の異隔壁数が9-15ではなく9-20
Neosporidesmium maestrense
本種と異なりFicus religiosaではなくUrera bacciferaなどを宿主とする
本種よりシンネマが短い
本種と異なり分生子形成細胞が貫生伸長する
本種より分生子形成細胞が長い
本種と異なり分生子形成細胞が樽形ではなく瓶形~樽形
本種より分生子が短い
本種と異なり分生子の異隔壁数が9-15ではなく8-12
Neosporidesmium malloti
宿主の枯れ枝に発生する
本種と異なりFicus religiosaではなくMallotus hookerianusなどを宿主とする
本種よりシンネマが短い
本種と異なり分生子形成細胞が貫生伸長する
本種より分生子形成細胞のサイズが小さい
本種と異なり分生子形成細胞が樽形ではなく瓶形~樽形
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子の異隔壁数が9-15ではなく6-7
Neosporidesmium microsporum
宿主の枝に発生する
本種と異なりFicus religiosaではなくヤシを宿主とする
本種よりシンネマが短い
本種と異なり分生子形成細胞が貫生伸長する
本種より分生子形成細胞のサイズが小さい
本種と異なり分生子形成細胞が樽形ではなく瓶形~樽形
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子の異隔壁数が9-15ではなく6-7
Neosporidesmium micheliae
宿主の枯れ枝に発生する
分生子形成細胞が貫生伸長しない
本種と異なりFicus religiosaではなくMichelia maudiaeなどを宿主とする
本種よりシンネマが短い
本種より分生子形成細胞のサイズが小さい
本種と異なり分生子形成細胞が樽形ではなく瓶形~樽形
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子の隔壁が異隔壁ではなく真の隔壁である
本種と異なり分生子の隔壁数が9-15ではなく7-8
Neosporidesmium sinense
分生子形成細胞が貫生伸長しない
分生子形成細胞のサイズの範囲が重なる
本種と異なりFicus religiosaではなくツツジ属植物などを宿主とする
本種よりシンネマが短い
本種と異なり分生子形成細胞が樽形ではなく瓶形~樽形
本種より分生子の幅が狭い
本種と異なり分生子の異隔壁数が9-15ではなく10-11
Neosporidesmium vietnamense
宿主の枯れ枝に発生する
本種よりシンネマが短い
本種より分生子形成細胞のサイズが小さい
本種と異なり分生子形成細胞が樽形ではなく瓶形~樽形
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子の隔壁が異隔壁ではなく真の隔壁である
本種と異なり分生子の隔壁数が9-15ではなく9-12
Neosporidesmium xanthophylli
宿主の枯れ枝に発生する
分生子形成細胞が貫生伸長しない
本種と異なりFicus religiosaではなくXanthophyllum hainanenseなどを宿主とする
本種よりシンネマが短い
本種より分生子形成細胞の幅が狭い
本種と異なり分生子形成細胞が樽形ではなく瓶形~樽形
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子の異隔壁数が9-15ではなく6-10