(仮訳)Claviceps humidiphilaのネオタイプ指定および新種C. bavariensisの認識
Liu, M., Tanaka, E. & Kolařík, M. 2022. Neotypification of Claviceps humidiphila and recognition of C. bavariensis sp. nov. Available at: https://www.ingentaconnect.com/contentone/mtax/mt/2022/00000137/00000001/art00007 [Accessed June 10, 2022] 【R3-09587】2022/6/10投稿

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3行まとめ

従来日本、ドイツなどから知られていたClaviceps humidiphilaを再検討し、両国産の標本が別種であることを示した。
千葉県産の標本をC. humidiphilaのネオタイプ標本に指定した。
また、ドイツのバイエルン産の標本を基にC. bavariensisを新種記載した。
Germany, Bavaria, Philippsreut

(新種)

Claviceps bavariensis M. Kolařík, E. Tanaka & M. Liu
語源…ババリア産の
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【よく似た種との区別】
Claviceps humidiphila
日本に分布する
同じカモガヤ属、クサヨシ属植物を宿主とする
形態的に類似している(従来同種とされてきた)
TEF1-α+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりドイツ、カナダ、チェコ、カザフスタンにおける分布が知られている
本種と異なりスズメノテッポウ属、ヌカボ属、オオハマガヤ属、ノガリヤス属、コメススキ属、ナギナタガヤ属、Molinia属、アワガエリ属、ヨシ属、イチゴツナギ属、ヒエガエリ属植物が宿主として知られている
TEF1-α+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Claviceps humidiphila Pažoutová et M. Kolařík
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【よく似た種との区別】
Claviceps bavariensis
日本に分布する
同じカモガヤ属、クサヨシ属植物を宿主とする
形態的に類似している(従来同種とされてきた)
TEF1-α+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりドイツ、カナダ、チェコ、カザフスタンにおける分布が知られていない
本種と異なりスズメノテッポウ属、ヌカボ属、オオハマガヤ属、ノガリヤス属、コメススキ属、ナギナタガヤ属、Molinia属、アワガエリ属、ヨシ属、イチゴツナギ属、ヒエガエリ属植物が宿主として知られていない
TEF1-α+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される