(仮訳)サトウキビの赤腐病の原因菌、Colletotrichum falcatumのネオタイプ指定
Prihastuti, H., 2010. Neotypification of Colletotrichum falcatum, the causative agent of red-rot disease in sugarcane. Sydowia. Available at: http://www.sydowia.at/syd62-2/T8-Prihastuti.html [Accessed December 15, 2015].
【R3-02473】2015/12/16投稿

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3行まとめ

サトウキビの赤腐病の原因菌、Colletotrichum falcatumについて、原記載のロカリティであるインドネシアで採集した標本をネオタイプに選定した。
分生子および付着器の形態、培養性状を記録し、再接種試験によって病原性を確かめた。
分子系統解析では、本種は屈曲する胞子を形成するColletotrichum属菌を含むクレードに位置した。
Indonesia, Central Java, Comal, Gedheg Village

(その他掲載種)

Colletotrichum falcatum Went
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Colletotrichum graminicola
同じイネ科植物を宿主とする
本種と異なりサトウキビ属ではなくトウモロコシ属植物などを宿主とする
付着器が広棍棒形で全縁または稀に不規則に浅裂するのではなく倒卵形、洋梨形または楕円形でしばしば縁部が不規則
Colletotrichum sublineola
同じイネ科植物を宿主とする
ITS+Mat1/Apn2+Apn2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりサトウキビ属ではなくモロコシ属植物などを宿主とする
本種と異なり付着器が広棍棒形で全縁または稀に不規則に浅裂するという特徴を欠く
ITS+Mat1/Apn2+Apn2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される