(仮訳)韓国産のアンズタケ属新種
Antonín, V. et al., 2017. New Cantharellus species from the Republic of Korea. Mycological Progress. Available at: https://doi.org/10.1007/s11557-017-1312-2 [Accessed September 15, 2018].
【R3-05494】2018/9/15投稿

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3行まとめ

韓国で採集された2種の菌を検討し、Cantharellus koreanusおよびC. albovenosusとして新種記載した。
前者はアカマツ、コナラ属、クマシデ属など様々な樹種の樹下に発生し、Parvocantharellus亜属に含まれ、C. appalachiensisに類似かつ近縁であった。
後者はクリおよびカラマツの樹下に発生し、Cinnabarinus亜属に含まれ、明るい橙色の傘および柄、純白の皺襞などで特徴づけられた。
韓国忠清北道丹陽郡小白山地救仁寺周辺

(新種)

Cantharellus koreanus Buyck, Antonín & Ryoo
語源…韓国の
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【よく似た種との区別】
Cantharellus appalachiensis
傘表皮の末端細胞が棍棒形
TEF-1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国ではなく北米などに分布する
TEF-1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cantharellus tabernensis
傘表皮の末端細胞が棍棒形
TEF-1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国ではなく北米などに分布する
TEF-1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
韓国忠清北道槐山郡青川面槐山

(新種)

Cantharellus albovenosus Buyck, Antonín & Ryoo
語源…白色の脈の(皺襞の色から)
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【よく似た種との区別】
Cantharellus phloginus
TEF-1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国ではなく中国などに分布する
本種と異なり傘が明るい橙色でない
本種と異なり子実層托が純白でない
本種と異なり子実層托が強い脈状という特徴を欠く
本種と異なり柄が明るい橙色でない
TEF-1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される