2022年4月21日 (仮訳)Schizophyllum属のメキシコ新産種および熱帯湿潤地域におけるその食用性の確定 Carreño-Ruiz, SD. et al., 2019. New record of Schizophyllum (Schizophyllaceae) from Mexico and the confirmation of its edibility in the humid tropics. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.413.2.3 [Accessed April 21, 2022] 【R3-09437】2022/4/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ メキシコ、タバスコ州で採集されたSchizophyllum属の90点を超える標本を検討し、3種を同定した。 そのうちS. radiatumはメキシコ新産種として報告された。 また、熱帯湿潤地域においてS. radiatumが食用とされていることを初めて報告した。 (その他掲載種) Schizophyllum commune Fries スエヒロタケ 【よく似た種との区別】 Schizophyllum radiatum メキシコに分布する 形態的に類似している(混同のおそれがある) 襞が肉の幅よりも長い 傘上面の毛に結晶状の顆粒を伴う ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘上面の毛に2型を有する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (メキシコ新産種) Schizophyllum radiatum Fries 【よく似た種との区別】 Schizophyllum commune(スエヒロタケ) メキシコに分布する 形態的に類似している(混同のおそれがある) 襞が肉の幅よりも長い 傘上面の毛に結晶状の顆粒を伴う ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘上面の毛に2型を有するという特徴を欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Schizophyllum umbrinum Berkeley 【よく似た種との区別】 Schizophyllum leprieurii 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なり傘が淡褐色~淡灰色ではなく明るい黄金褐色~暗褐色 本種と異なり担子胞子が帯黄褐色または淡褐色ではなく無色 本種と異なり担子胞子が円筒形ではなく楕円形 本種と異なり傘上面の毛の末端が波状 本種と異なり傘上面の毛の頂部に沿って顆粒または結晶に覆われるのではなく平滑