2017年4月15日 (仮訳)ウクライナ新産の糞生Coprinus属菌 (2):Coprinus節 Prydiuk, M., 2011. New records of dung inhabiting Coprinus species in Ukraine II. Section Coprinus. Czech Mycology. Available at: http://www.czechmycology.org/_cm/CM63102.pdf [Accessed April 15, 2017]. 【R3-03934】2017/04/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ウクライナ産の糞生Coprinus属菌を調査し、Coprinus節の9分類群を記録した。 そのうちC. pachyspermus var. tetrasporusを新変種として記載した。 Coprinus cordisporusなど5種をウクライナ新産種として報告した。 Ukraina, Odessa regio, Kiliya Districtus, pagus Lisky (新変種) Coprinus pachyspermus var. tetrasporus Prydiuk 語源…4胞子性の 【よく似た種との区別】 Coprinus pachyspermus ヨーロッパに分布する 本変種と異なり傘が帯桃白色、帯桃クリーム色、帯桃灰色でない 本変種と異なり担子器が4胞子性でない Coprinus pseudoniveus ウクライナに分布する 糞生菌である 子実体の色が類似している 本変種より担子胞子のサイズが小さい 本変種より担子胞子のQ値が小さい 本変種と異なり担子胞子の発芽孔が偏心生ではなく中心生 Coprinus niveus ウクライナに分布する 糞生菌である 本変種と異なり子実体が桃灰色を帯びず雪白色 本変種より担子胞子が長い 本変種より担子胞子の幅が比較的狭い 本変種より担子胞子のQ値が小さい 本変種より担子胞子が正面視で楕円形に近い (ウクライナ新産種) Coprinus pseudoradiatus Kühner & Joss. ex Watling 【よく似た種との区別】 Coprinus radiatus ウクライナに分布する 本種より担子胞子のサイズが大きい (その他掲載種) Coprinus radiatus (Bolton) Gray 【よく似た種との区別】 Coprinus pseudoradiatus ウクライナに分布する 本種より担子胞子のサイズが小さい (その他掲載種) Coprinus macrocephalus (Berk.) Berk. 【よく似た種との区別】 Coprinus radiatus ウクライナに分布する 本種より子実体のサイズが明らかに小さい (ウクライナ新産種) Coprinus foetidellus P.D. Orton 【よく似た種との区別】 Coprinus tuberosus 本種より子実体のサイズがずっと大きい 本種と異なり子実体が通常菌核から生じる (ウクライナ新産種) Coprinus cordisporus T. Gibbs 【よく似た種との区別】 Coprinus cardiasporus 本種より担子胞子の幅がずっと短い 本種と異なり担子胞子が丸まった五角形、直方体状楕円形、楕円形などではなく心形 本種と異なり縁シスチジアが瓶形でない Coprinus ephemeroides(ツバヒナヒトヨタケ) ウクライナに分布する 糞生菌である 時に瓶形の縁シスチジアを疎らに有するという報告がある 本種と異なり小型のつばを柄の下部に有する 本種と異なり瓶形の縁シスチジアを多数有するという特徴を欠く Coprinus patouillardii(クズヒトヨタケ) 本種と異なり糞生菌でない 本種と異なり縁シスチジアが瓶形でない (その他掲載種) Coprinus ephemeroides (Bull.) Fr. ツバヒナヒトヨタケ 【よく似た種との区別】 Coprinus cordisporus ウクライナに分布する 糞生菌である 瓶形の縁シスチジアを有することがある 本種と異なり小型のつばを柄の下部に有するという特徴を欠く 本種と異なり瓶形の縁シスチジアを多数有する Coprinus patouillardii(クズヒトヨタケ) 本種と異なり糞生菌でない 本種と異なり小型のつばを柄の下部に有するという特徴を欠く (その他掲載種) Coprinus niveus (Pers.) Fr. 【よく似た種との区別】 Coprinus pachyspermus var. tetrasporus ウクライナに分布する 糞生菌である 本種と異なり子実体が雪白色ではなく桃灰色を帯びる 本種より担子胞子が短い 本種より担子胞子の幅が比較的広い 本種より担子胞子のQ値が大きい 本種ほど担子胞子が正面視で楕円形に近くない Coprinus pseudoniveus ウクライナに分布する 糞生菌である 本種より担子胞子のサイズがずっと小さい (ウクライナ新産種) Coprinus pseudoniveus Bender & Uljé 【よく似た種との区別】 Coprinus niveus ウクライナに分布する 糞生菌である 本種より担子胞子のサイズがずっと大きい Coprinus pachyspermus 本種より担子胞子のサイズがずっと大きい Coprinus cothurnatus 本種より担子胞子の幅が比較的狭い 本種より担子胞子が六角形に近い 本種と異なり側シスチジアを欠く Coprinus pachyspermus var. tetrasporus ウクライナに分布する 糞生菌である 子実体の色が類似している 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より担子胞子のQ値が大きい 本種と異なり担子胞子の発芽孔が中心生ではなく偏心生 (ウクライナ新産種) Coprinus utrifer Joss. ex Watling