(仮訳)コスタリカおよびメキシコ産のチャヒラタケ属新種および新産種
Bandala, VM., Montoya, L. & Mata, M., 2008. New species and records of Crepidotus from Costa Rica and Mexico. Fungal Diversity. Available at: http://www.fungaldiversity.org/fdp/sfdp/32-2.pdf [Accessed February 22, 2017].
【R3-03777】2017/02/22投稿

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3行まとめ

Crepidotus antillarum s. auct.を再検討し、C. pseudoantillarumおよびC. herreraeの2新種を記載した。
また、コスタリカ新産種としてC. albescensを報告した。
C. albescensなど5種のタイプ標本を検討し、そのうち2種のみを認めた。
Costa Rica, Guanacaste, Arenal, P.N. Volcán Tenorio, Hacienda Montezuma

(新種)

Crepidotus pseudoantillarum Bandala, Montoya & M. Mata
語源…偽のTremellopsis antillarum
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【よく似た種との区別】
Crepidotus albescens
コスタリカに分布する
本種と異なり米国、カナダにおける分布が知られている
本種と異なりコロンビア、ブラジルなどにおける分布が知られていない
本種より担子胞子のサイズが小さい
Crepidotus herrerae
メキシコに分布する
本種と異なりコスタリカ、コロンビア、ブラジルなどにおける分布が知られていない
本種より担子胞子のサイズが大きい
Mexico, Veracruz, Instituo de Ecologia, Santuario del Bosque de Niebla

(新種)

Crepidotus herrerae Bandala & Montoya
語源…Teófilo Herrera博士に献名
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【よく似た種との区別】
Crepidotus albescens
本種と異なりメキシコではなくカナダ、コスタリカ、米国などに分布する
本種より担子胞子のサイズが小さい
Crepidotus pseudoantillarum
メキシコに分布する
本種と異なりコスタリカ、コロンビア、ブラジルなどにおける分布が知られている
本種より担子胞子のサイズが小さい

(その他掲載種)

Crepidotus uber (Berk. & M.A. Curtis) Sacc.
ムニンヒメチャヒラタケ
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【よく似た種との区別】
Crepidotus cinchonensis
肉眼的形態が類似している
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子が楕円形でしばしば先端が細まり、いくぶん扁桃形なのではなく楕円形であり腎臓形になることがない

(コスタリカ新産種)

Crepidotus albescens (Murrill) Redhead
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【よく似た種との区別】
Crepidotus pseudoantillarum
コスタリカに分布する
本種と異なりコロンビア、ブラジルなどにおける分布が知られている
本種と異なり米国、カナダにおける分布が知られていない
本種より担子胞子のサイズが大きい