(仮訳)インド、シッキム州産のLactariusPlinthogalus亜属の新種およびLactifluus属およびGerardii亜属の新産種
Das, K. & Verbeken, A., 2012. New Species of Lactarius Subg. Plinthogalus and New Records of Lactifluus Subg. Gerardii (Russulaceae) from Sikkim, India. Taiwania. Available at: http://tai2.ntu.edu.tw/Taiwania/pdf/tai.2012.57.37.pdf [Accessed March 17, 2016].
【R3-02750】2016/03/17投稿

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3行まとめ

インド、シッキム州からLactarius crenulatusおよびLactarius croceigalusの2新種を記載した。
前者は乳液が乾燥すると鮭肉色を帯び、胞子紋が黄色である点、後者は傘に尖った乳頭突起を有し、乳液がサフラン色を帯びる点などで特徴づけられた。
また、LactifluusGerardii亜属の2種、Lactifluus leae(インド新産種)およびL. ochrogalactusを報告した。
India, Sikkim, Yuksom

(新種)

Lactarius crenulatus K. Das & Verbeken
語源…円鋸歯状の(傘の縁部の形状から)
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【よく似た種との区別】
Lactarius fumosus
同じPlinthogalus亜属に含まれる
インド亜大陸に分布する
本種と異なり北米における分布が知られている(ただし疑問もある)
本種と異なり傘表皮が子実層状被でない
本種と異なり乳液が”watery white”ではなく乳白色
本種と異なり乳液が乾燥すると鮭肉色を帯びるのではなく変色性がない
本種と異なり縁シスチジアを有する
本種と異なり側偽シスチジアがしばしば頂部で分枝するのではなく分枝しない
Lactarius subvernalis var. albo-ochraceous
同じPlinthogalus亜属に含まれる
インド亜大陸に分布する
本種と異なり北米における分布が知られている(ただし疑問もある)
本種と異なり乳液が乾燥すると鮭肉色ではなく赤色に変色する
本種と異なり側マクロシスチジアを有する
本種と異なり縁マクロシスチジアを有する
本種と異なり傘表皮が子実層状被でない
Lactarius subvernalis var. himalayensis
同じPlinthogalus亜属に含まれる
インド亜大陸に分布する
本種と異なり乳液が乾燥すると鮭肉色ではなく赤色に変色する
本種と異なり側マクロシスチジアを有する
本種と異なり縁マクロシスチジアを有する
本種と異なり傘表皮が子実層状被でない
India, Sikkim, West district, Towards Tal

(新種)

Lactarius croceigalus K. Das & Verbeken
語源…サフラン色の乳液の
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【よく似た種との区別】
Lactarius fulvus
同じPlinthogalus亜属に含まれる
アジアに分布する
本種と異なりインドではなくマレーシアなどに分布する
本種と異なりツツジ属およびモミ属ではなくフタバガキ科植物が優占する地域に生息する
本種より襞が暗色
本種と異なり柄の肉が中空にならない
本種と異なり乳液がサフラン色ではなく桃色に染まる
本種と異なり”phaeobasidia”を有する
本種より担子胞子の装飾の丈が低い
Lactarius montoyae
同じPlinthogalus亜属に含まれる
インド、ヒマラヤ西部に分布する
ツツジ属植物が優占する地域に生息する
襞の間隔が疎
柄が中空
担子胞子の装飾が縞状~翼状
本種と異なり傘中央部に乳頭突起を有さない
本種と異なり肉に変色性を欠く
本種と異なり乳液がサフラン色に変色するのではなく変色性を欠く
本種と異なり分枝する側偽シスチジアを欠く
Lactarius friabilis
同じPlinthogalus亜属に含まれる
アジアに分布する
本種と異なりインドではなくタイなどに分布する
本種と異なり乳液がサフラン色ではなく桃色に変色する
本種より担子胞子の装飾の丈が低い
本種と異なり担子胞子の装飾が縞状~翼状ではなく網目状
Lactarius subplinthogalus var. chiangmaiensis
同じPlinthogalus亜属に含まれる
アジアに分布する
本種と異なりインドではなくタイなどに分布する
本種と異なり乳液がサフラン色に変色するのではなく変色しないか淡い帯桃色に変色する
本種と異なり担子胞子の装飾が縞状~翼状ではなくより顕著な縞状~ごく丈の高い、より規則的な畝状

(その他掲載種)

Lactifluus ochrogalactus (Hashiya) X.H. Wang
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(インド亜大陸、インド新産種)

Lactifluus leae (Stubbe & Verbeken) Verbeken
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