2017年4月13日 (仮訳)ブラジル・アマゾンの熱帯雨林に産した腹菌類の記録 Trierveiler-Pereira, L., Gomes-Silva, AC. & Baseia, IG., 2009. Notes on gasteroid fungi of the Brazilian Amazon rainforest. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2009/00000110/00000001/art00011 [Accessed April 13, 2017]. 【R3-03926】2017/04/13投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル、ロンドニア州において腹菌類の調査を実施し、広葉樹の材に発生した1種を検討してCyathus amazonicusとして新種記載した。 本種は子実体および小塊粒が大型で、殻皮が扇畳状であり、担子胞子が類球形~広楕円形であることなどで特徴づけられた。 また、アマゾン熱帯雨林における新産種としてPhallus indusiatusおよびGeastrum fimbriatumを報告した。 Brazil, Rondônia, Porto Velho, Estação Ecológica de Cuniã (新種) Cyathus amazonicus Trierveiler-Pereira & Baseia 語源…アマゾンの 【よく似た種との区別】 Cyathus helenae 担子胞子のサイズが類似している 担子胞子の形状が類似している 本種と異なりブラジルではなくカナダ、米国、メキシコに分布する 本種より子実体のサイズが小さい 本種と異なり外皮が帯灰暗褐色~非常に暗い褐色ではなく灰色~淡褐色 本種と異なり外皮の毛が時に長い房状なのではなく凝集して結節状になる 本種より小塊粒のサイズが小さい Cyathus lijiangensis 担子胞子のサイズが類似している 担子胞子の形状が類似している 本種と異なりブラジルではなく中国に分布する 本種より子実体のサイズが小さい 本種と異なり外皮が帯灰暗褐色~非常に暗い褐色ではなく灰色~黒色 本種と異なり外皮の毛が時に長い房状なのではなく凝集して幅の狭い房をなす 本種より小塊粒のサイズが小さい (ブラジル北部新産種) Geastrum fimbriatum Fr. シロツチガキ 【よく似た種との区別】 Geastrum saccatum(フクロツチガキ) 本種と異なり孔縁盤が顕著な溝で縁取られる 本種より担子胞子のサイズが大きい Geastrum rufescens(ヤブレツチグリ) 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と担子胞子の装飾が異なる (ブラジル・アマゾン熱帯雨林新産種) Phallus indusiatus Vent. キヌガサタケ