(仮訳)ブラジル産ニクイロアナタケ属菌について
Nogueira-Melo, GS. et al., 2016. Notes on Junghuhnia (Agaricomycetes) in Brazil. Acta Botanica Brasilica. Available at: http://www.scielo.br/scielo.php?script=sci_arttext&pid=S0102-33062016000200266&lng=en&nrm=iso&tlng=en [Accessed April 2, 2017].
【R3-03894】2017/04/02投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

ブラジルにおけるニクイロアナタケ属菌の多様性を調査した。
Junghuhnia semisupiniformisを南米新産種、J. globosporaをブラジル新産種としてそれぞれ報告した。
その他にブラジル北東部およびパラー州、ペルナンブーコ州、アマゾナス州からそれぞれ新産種を1種ずつ報告した。

(南米、ブラジル新産種)

Junghuhnia semisupiniformis (Murrill) Ryvarden
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Junghuhnia minuta
ブラジルに分布する
子実体が傘状
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子が倒卵状~楕円形ではなく類球形~楕円形
Junghuhnia undigera
ブラジルに分布する
子実体が傘状
孔口のサイズが類似している
担子胞子の形状が類似している
本種と異なり傘が”dimidiate”~ほとんど柄が側生する
本種より担子胞子のサイズが僅かに大きい
本種と異なり実質のシスチジアが僅かである

(ブラジル新産種)

Junghuhnia globospora Iturr. & Ryvarden
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Junghuhnia subundata
ブラジルに分布する
子実層托が管孔状
本種と異なり孔口面がクリーム色~淡い帯黄色ではなく乾燥時黄褐色~淡い帯褐色
本種より孔口のサイズが小さい
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子が球形ではなく類球形~広楕円形

(ブラジル北東部、パラー州新産種)

Junghuhnia carneola (Bres.) Rajchenb.
mycobank_logoSpecies_Fungorum

(ペルナンブーコ州新産種)

Junghuhnia nitida (Pers.) Ryvarden
ニクイロアナタケ
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Junghuhnia lacera
ブラジルに分布する
孔口が角形
本種より孔口のサイズが大きい

(アマゾナス州新産種)

Junghuhnia subundata (Murrill) Manfr. Binder, Hibbett, K.H. Larss., E. Larss., E. Langer & G. Langer
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Junghuhnia globospora
ブラジルに分布する
子実層托が管孔状
本種と異なり孔口面が乾燥時黄褐色~淡い帯褐色ではなくクリーム色~淡い帯黄色
本種より孔口のサイズが大きい
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子が類球形~広楕円形ではなく球形