2015年7月20日 (仮訳)マデイラ諸島およびアゾレス諸島産ニセゴマゴケ属地衣の記録 Van den Boom, PPG. 2015. Notes on the genus Anisomeridium (lichenized Ascomycotina) from Madeira and the Azores (Macaronesia). Phytotaxa. Available at: http://www.mapress.com/phytotaxa/content/2015/f/p00205p070f.pdf [Accessed July 20, 2015]. 【R3-02026】2015/07/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ マデイラ諸島およびアゾレス諸島からAnisomeridium macaronesicumとA. macropycnidiatumの2新種を記載した。 前者は樹皮に生じ、被子器が比較的小型で埋生する点、後者はコケ上生で被子器が比較的大型、露出する点などで特徴づけられた。 また、マカロネシア産ニセゴマゴケ属地衣の検索表を掲載した。 Portugal, Madeira, Ne of Funchal, W of Portela, trail to the west (新種) Anisomeridium macaronesicum van den Boom 語源…マカロネシアの 【よく似た種との区別】 Anisomeridium throwerae 本種と異なりマデイラ諸島ではなく東南アジアに分布する 本種と異なり被子器に剛毛状の嘴を有する 本種より子嚢胞子の幅が狭い 本種より大分生子のサイズが大きい 本種と異なり大分生子が僅かに卵形~卵形ではなく卵形~長楕円形 Anisomeridium musaesporoides 本種と異なり樹皮ではなく葉に発生する 本種より被子器のサイズがずっと大きい 本種と異なり被子器がほぼ球形~類球形ではなくレンズ形 Portugal, Madeira, W side of island, road (eR209) from Paul da Serra to Ribeira da Janela, W of Fanal, W side of the road (新種) Anisomeridium macropycnidiatum van den Boom 語源…大きな被子器の 【よく似た種との区別】 Anisomeridium endobryum コケ上に生じる 本種と異なりマカロネシアではなくブラジルに分布する 本種より子嚢胞子が短い 本種より大分生子のサイズが大きい 本種と異なり大分生子が僅かに卵形~楕円形ではなく長楕円形 本種と異なり大分生子がゼラチン質に包まれる Anisomeridium throwerae 被子器が長い 本種と異なりコケ上ではなく樹皮に生じる 本種と異なり被子器に剛毛状の嘴を有する 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種より大分生子のサイズが大きい Anisomeridium robustum 本種と異なり子器が知られていない 本種より大粉子器のサイズが大きい 本種より大分生子の幅が大きい 本種と異なり大分生子が僅かに卵形~楕円形ではなく楕円形~洋梨形 Anisomeridium polypori(ニセゴマゴケ) アゾレス諸島およびマデイラ諸島に分布する 被子器を多数形成する 分生子が集まると白色 本種と異なりカナリア諸島にも分布する 本種より被子器の丈が低い 本種と異なり分生子が小塊状ではなく巻きひげ状に滲出する