2019年6月29日 (仮訳)Lecanora filamentosaのシノニムについて Palice, Z. et al., 2011. Notes on the synonyms of Lecanora filamentosa. Graphis Scripta. Available at: https://botany.natur.cuni.cz/licheno/soubory/publikace/[11]Palice_Lfilamentosa2011.pdf [Accessed June 29, 2019] 【R3-06354】2019/6/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Lecidea hercynicaおよびL. dalecarlicaの標本を検討し、両種がLecanora filamentosaと同種であることを示した。 本種をフィンランドおよびノルウェーにおける新産種として報告した。 本種の命名法、変異、および既知の分布域などを記述した。 (ノルウェー、フィンランド新産種) Lecanora filamentosa (Stirt.) Elix & Palice 【よく似た種との区別】 Lecanora symmicta 形態的に類似している(誤同定された例がある) 本種と異なり地衣体が帯灰白色ではなくより黄色を帯びる 本種と異なり主要な地衣成分としてアトラノリン、付属的な地衣成分としてウスニン酸を含むという特徴を欠く 本種より地衣成分のウスニン酸の量が多い 系統的に近縁でない(先行研究) Lecanora trugidula 形態的に類似している(粉霜が豊富な際に誤同定のおそれがある) 子器に豊富な粉霜を伴うことがある 本種と異なり地衣成分としてプラコジオール酸を含む Lecanora sarcopidoides 形態的に類似している(粉霜が豊富な際に誤同定のおそれがある) 子器に豊富な粉霜を伴うことがある 本種と異なり地衣成分としてシュードプラコジオール酸を含む Lecanora aitema 樹上生地衣である 形態的に類似している(誤同定のおそれがある) 果托にしばしば共生藻を欠く 同じcinereorufa-green色素を含む 地衣成分としてウスニン酸を含む 本種と粉子のサイズが異なる 本種と異なり地衣成分としてゼオリンを含む 本種と異なり脂肪族の”lichen acids”を欠く Lecanora anopta 樹上生地衣である 形態的に類似している(誤同定のおそれがある) 果托にしばしば共生藻を欠く 同じcinereorufa-green色素を含む 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と粉子のサイズが異なる 本種と異なり地衣成分としてイソウスニン酸を含む 本種と異なり脂肪族の”lichen acids”を欠く