2016年3月17日 (仮訳)枯死寸前のEuphorbia ingensに感染したCyrtogenius africusの坑道から分離されたオフィオストマ目菌類の新種 Van der Linde, JA. et al., 2016. Novel ophiostomatalean fungi from galleries of Cyrtogenius africus (Scolytinae) infesting dying Euphorbia ingens. Antonie van Leeuwenhoek. … Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s10482-016-0661-1 [Accessed March 16, 2016]. 【R3-02748】2016/03/17投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 南アフリカにおいてCyrtogenius africusの感染を受けたEuphorbia ingensの材から分離された菌を初めて検討した。 その結果を基に、新属新種Aureovirgo volantisおよび新種Ophiostoma thermarumを記載した。 フィールドにおける接種試験により、両新種のE. ingensの枝に対する病原性を確かめた。 South Africa, Limpopo, Last Post (新種) Aureovirgo volantis J.A. van der Linde, Z.W. de Beer & Jol. Roux 語源…(属名)金色の乙女(子嚢果が培養下で幼時金色で、コロニーが純白であることから)/(種小名)飛ぶ(胞子が昆虫によって散布されることから) 【よく似た種との区別】 Sporothrix lignivora ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりアナモルフがLeptographium属類似ではなくSporothrix属類似 ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Graphilbum spp. ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりアナモルフがLeptographium属類似ではなくPesotumおよびHyalorhinocladiella属類似 本種と異なり子嚢胞子がソーセージ形ではなく桿形 本種と異なり子嚢胞子の鞘が楕円形ではなく骨形 ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される South Africa, Limpopo, Bela–Bela (新種) Ophiostoma thermarum J.A. van der Linde, Z.W. de Beer & Jol. Roux 語源…熱水泉の(本種の採集地であるベラベラに因む) 【よく似た種との区別】 Ophiostoma bragantinum ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり南アフリカではなくブラジルなどに分布する 本種と異なり材ではなく土壌から分離される 本種より分生子柄が短い 本種と異なり分生子が小滴形~紡錘形 ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される