(仮訳)ブラジル・アマゾンの熱帯雨林に産したハラタケ綱腹菌類の観察
Trierveiler-Pereira, L., Gomes-Silva, AC. & Baseia, IG. 2012. Observations on gasteroid Agaricomycetes from the Brazilian Amazon rainforest. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2012/00000118/00000001/art00032 [Accessed March 23, 2017].
【R3-03866】2017/03/24投稿

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3行まとめ

ブラジル、ロンドニア州およびマットグロッソ州の熱帯雨林において腹菌類を調査した。
南米新産種としてGeastrum albonigrumを報告した。
また、ブラジル・アマゾン熱帯雨林における新産種として3種を報告した。

(南米、ブラジル新産種)

Geastrum albonigrum Calonge & M. Mata
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【よく似た種との区別】
Geastrum schweinitzii
子実体が地上生
材生息菌である
本種より子実体のサイズが小さい
本種と異なり外皮に剛毛状の外層を欠く
本種と異なり基質に子実体形成菌糸層を生じる
Geastrum hirsutum
子実体が地上生
材生息菌である
外皮に剛毛状の外層を有する
外皮が成熟に伴い剥がれる
本種と異なり孔縁盤を有する
本種と異なり内皮が褐色ではなく淡色
本種と異なりしっかりとした根状菌糸束を欠く
本種と異なり基質に子実体形成菌糸層を生じる
Geastrum javanicum(ケフクロツチガキ)
子実体が地上生
材生息菌である
本種と異なり外皮に剛毛状の外層を欠く
本種と異なり外皮が完全に剥がれることが稀
本種と異なり基質に子実体形成菌糸層を生じる

(ブラジル・アマゾン熱帯雨林新産種)

Geastrum lageniforme Vittad.
トガリフクロツチグリ
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【よく似た種との区別】
Geastrum saccatum
外皮が袋状
内皮が無柄
孔縁盤が繊維状
本種と異なり外面の菌糸体層の菌糸にクランプを欠く
Geastrum triplex(エリマキツチグリ)
形態的に類似している(同種とする意見がある)
本種より子実体のサイズが通常大きい
本種と異なり裂片が内側に巻く
本種と異なり内皮の周囲に肉質の襟を有する

(ブラジル・アマゾン熱帯雨林新産種)

Mutinus caninus (Huds.) Fr.
キツネノロウソク
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【よく似た種との区別】
Mutinus elegans(タヌキノベニエフデ)
本種と異なり子実体頂部のグレバの境界が明瞭ではなく不定

(ブラジル・アマゾン熱帯雨林新産種)

Tulostoma exasperatum Mont.
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